ユーザ定義のカラー変換は、組み込みのカラー スペース オプションの代わり、または同時に使用することができます。ユーザ変換は追加されると、適切なメニューに表示されます。
変換は、ネイティブの .ctf ファイル、またはさまざまなサードパーティの形式のいずれかにすることができます。詳細については、「サポートされるカラー変換ファイル フォーマット」を参照してください。
ユーザの変換は、カラー管理プリファレンスで設定されているユーザ変換/LUT ディレクトリのパス(User Transform/LUT Directory Path)に .ctf ファイルとして保存されます。これらは変換を含むファイルへの参照で構成され、任意の場所に保存できます。また、ユーザの変換には入力または出力カラー スペースなどの追加のメタデータが含まれます。メタデータにより、オートデスクのカラー管理は自動的に変換のチェーンを構築し、接続スペースを介して 1 つのカラー スペースから別のカラー スペースに変換することができます。
カラー管理に OCIO 設定ファイルを使用している場合、ユーザの変換を使用することはできません。OCIO 設定ファイルを使用する場合、設定ファイルで指定されたカラー変換のみを使用できます。
カラー スペースは名前で一致されます。使用できないユーザ変換を使用するシーンを開くと、メッセージが表示されます。ファイル(File)テクスチャおよび他のノードで使用されている、欠けている入力カラー スペースは、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で赤にハイライトされます。また、イメージ入力ノードで見つからないすべてのカラー スペースは、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で赤色でハイライトされ、トランスフォームは適用されません。「見つからないカラー トランスフォームを修正する」を参照してください。
また、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの共通(Common)タブのカラー管理(Color Management)グループにある出力変換(Output Transform)メニューを使用することもできます。
ユーザの変換の削除では、ユーザ変換/LUT ディレクトリのパス(User Transform/LUT Directory Path)から変換への参照を含む .ctf ファイルを削除しますが、参照される変換自体は削除されません。
組み込みのトランスフォームを削除することはできません。