リジッド セットを使用することで、通常は大規模な計算で常に問題となる特有のパフォーマンス低下の影響を受けずに、多数のリジッド ボディ オブジェクトを含むシミュレーションを作成することができます。オブジェクトのグループからリジッド セットを作成する場合は、1 つのメッシュを作成すると(rigidsolved)、単一のリジッド ボディのように機能します。
多数のレンガで作られた壁や崩れ落ちる岩肌などの、計算で多数のオブジェクトに依存するシミュレーションを使用する場合、処理されるオブジェクトの数はシミュレーションのパフォーマンスに大きな影響を与えます。さらに、アウトライナ(Outliner)の中のオブジェクトを 1 つ 1 つ選択するのは手間がかかります。
このようなケースでは、ソルバ処理に含まれるリジッド ボディ オブジェクトのみで構成されるリジッド セットを作成するのが最善です。 
1000 のフラグメント オブジェクトを含むリジッド セットを使用した雪崩の効果
リジッド セットでオブジェクトをグループ化すると、次のことができます。
- オブジェクトのシミュレーションのレスト位置を、計算が開始された後のポイントに割り当てることができます。
- 粘着のコンストレイントを使用してリジッド ボディを結合し、ジオメトリの単一のピースとして動作させることができます。
- 通常の Bullet リジッド ボディでは利用できない GPU アクセラレーションを利用できます。