キャラクタ リグで作業しているときには、ジョイントがコンストレイントされている IK コントローラやその他のリグ コントロールによってドライブされることがよくあります。ポーズ補間を作成するときはジョイントに対して直接作業をするため、ポーズが別のオブジェクトによってコントロールされる場合、ポーズ エディタはジョイントをポーズのドライバとして認識しません。ただし、ポーズを作成する前にポーズ エディタでコントローラのドライブ アトリビュートを定義している場合は、コントロールされたジョイントを備えたポーズ補間を使用できます。これは基本的に、どのポーズがどのコントローラのどのアトリビュートによってドライブされるかの接続マッピングを作成します。ポーズ エディタはこのマッピングを使用して適切な接続を行い、ポーズをダブルクリックするか、ポーズを右クリックしてポーズに移動(Go to Pose)を選択したときに適切なポーズを設定します。
ジョイント用のコントローラのドライブ アトリビュートを定義するには
- ポーズ補間シェイプを作成する、キャラクタのコントローラによってドライブされるジョイントを選択します。
- ポーズ エディタを開き、ポーズ補間を作成(Create Pose Interpolator)ボタンをクリックします。
- ジョイントが別のアトリビュートによってコントロールされているため、この段階で作成するとニュートラル ポーズに戻れないことを示す警告メッセージが表示されます。いいえ(No)をクリックし、作成するポーズ補間にニュートラル ポーズを追加しないようにします。
ポーズ補間が作成されます。次に、コントローラのどのアトリビュートがジョイントの動きをドライブしているかをポーズ エディタに知らせる必要があります。
注: 既にニュートラル ポーズが定義されているポーズ補間で作業している場合、ニュートラル ポーズを削除してから以下の手順に進みます。 - ポーズ補間を右クリックし、ドライバ設定を表示(Show Driver Settings)を選択して以下の設定を表示します。
- 次のいずれかの方法でドライブ ジョイントのコントローラ(Controllers)カラムにコントローラのドライブ アトリビュートを追加します。
- アウトライナ(Outliner)で、を有効にしてツリーを展開し、コントローラのアトリビュートを表示します。次に、コントローラのドライブ アトリビュート(回転 X (Rotate X)、回転 Y (Rotate Y)、回転 Z (Rotate Z)など)を 1 つずつポーズ エディタのドライバ設定(Driver Settings)にあるコントローラ(Controllers)カラムに中マウス ボタンでドラッグします。
- ポーズ エディタのコントローラ(Controllers)カラムで、追加(Add)をクリックします。コントローラのドライブ アトリビュート(回転 X (Rotate X)、回転 Y (Rotate Y)、回転 Z (Rotate Z)など)を 1 つずつアウトライナ(Outliner)からドライバ コントローラ(Driver Controllers)ウィンドウに中マウス ボタンでドラッグします。
コントローラ(Controllers)カラムに編集(Edit)ボタンが表示されます。このボタンをクリックして、ドライバ コントローラ(Driver Controllers)ウィンドウを開きます。ここでは、コントローラのドライブ アトリビュートを追加または削除できます。
- コントローラのアトリビュートが定義されると、ポーズ補間にニュートラル ポーズを追加できるようになります。ポーズニュートラル ポーズを追加(Poses > Add Neutral Poses)を選択するか、(右側にある)ポーズ(Pose)パネルの何もない領域を右クリックしてニュートラル ポーズを追加(Add Neutral Poses)を選択します。これにより、スイングとツイスト、スイング、ツイストの 3 つすべてのニュートラル ポーズが追加されます。
- 通常どおりにジョイントのポーズの追加を開始します。一般的なワークフローの情報については、「ポーズの空間デフォメーションを作成する」を参照してください。