束モディファイア(Clumping Modifier)を使用して、ヘアとファーの束マップを作成することができます。束モディファイアにより、いくつかのスプラインの先端をまとめて引っ張り束を形成する領域をサーフェス上に作成できます。このエフェクトにより、髪のリアルで自然な束の効果を再現することができます。また、景観シーンで、草の束としてスプラインを集約するために使用することもできます。
- ポイント マップを使用して、束および束ガイドの位置を指定します。
- Ptex マップ、領域マップ、または別の束マップを使用して各束ガイドの影響を受ける領域を指定します。
- スライダ コントロール、Ptex マップ、またはエクスプレッションを使用して、Clumping アトリビュートを指定します。
束、ノイズ、その他の効果の強さを設定するには、これらの方法を使用します。
ポイント マップを作成する
- ディスクリプションに束(Clumping)モディファイアを追加します。「XGen モディファイアを使用してプリミティブをシェイプおよびコントロールする」を参照してください。
- 束モディファイア(Clumping Modifier)アトリビュートの下部のセクションで、マップのセットアップ(Setup Maps)をクリックします。
束マップの生成(Generate Clumping Maps)ウィンドウが表示されます。
- 束マップの生成(Generate Clumping Maps)ウィンドウのポイント(Points)セクションで、束ガイドのポイント マップの生成方法を指定します(「XGen モディファイアのポイント マップを作成する」を参照)。
束ガイドの位置を指定するポイント マップを作成した後、ガイドの周囲に束領域をマップする方法を指定します。この操作は束マップの生成(Generate Clumping Maps)ウィンドウのマップ(Maps)セクションで行います。
- 束マップを既定のフォルダ以外の場所に保存する場合は、
アイコンをクリックして新しい場所を指定します。
コントロール マップ設定を指定する
束ガイドの位置を指定するポイント マップを作成した後、ガイドの周囲に束領域をマップする方法を指定します。
ディスクリプションが領域マップ(Region Map)を使用し、その領域マスク(Region Mask)に 0 より大きい値が設定されている場合(つまり領域マップ(Region Map)が使用される)、XGen は自動的にコントロール マップ(Control Maps)をセットアップします。これにより、作成される束マップが領域マップ(Region Map)によって定義された領域境界を確実に優先するようになります。
ディスクリプションにこれ以降追加された束(Clumping)モディファイアは、領域と束の間の境界を保持するために、直前の束(Clumping)モジュールのマップをコントロール マップとして使用します。束モディファイアをセットアップした後でディスクリプション用の領域マップ(Region Map)を作成する場合、新しい領域境界が束マップで使用されるようにするために、モディファイア(Modifier)リストの最初に表示されるものから順に、すべての束マップをリビルドする必要があります。
束マップの生成(Generate Clumping Map)ウィンドウのマップ(Maps)セクションにあるコントロール マップ(Control Maps)をセットアップします(「マップを生成(Generate Maps)ウィンドウ」を参照)。
- 束マップを既定のフォルダ以外の場所に保存する場合は、マップ フォルダ(Map Dir)の横にある アイコンをクリックして新しい場所を指定します。
- 半径の変化(Radius Variance)を設定します。
これは束の半径をランダムに変化させます。
- ディスクリプションが領域マップ(Region Map)を使用しているか、作成しようとしているマップがモディファイア チェーン内の第 2 の束マップである場合は、コントロール マップを使用(Use Control Maps)は既定でオンになります。
これにより、束ガイドが現在のディスクリプションの領域マップ(Region Map)によって定義された境界を確実に優先するようになります。
- (オプション) コントロール マスク(Control Mask)の値を設定します。
- 既定のフォルダ以外の場所にある領域マップ(または他の束マップ)を使用する場合は、コントロール マップ(Control Map)の横にある アイコンをクリックして場所を指定します。
- コントロール マップがオフの場合、単位ごとのテクセル(Texels Per Unit)を設定します。
Ptex 束マップのテクセル解像度を設定します。
- 束マップを生成するには、保存(Save)をクリックします。
- モディファイア(Modifiers)タブで、目的のエフェクトを作成するために束(Clumping)を設定します。
「束モディファイア(Clumping Modifier)オプション」を参照してください。
- ディスクリプションをプレビューします。
注: プリミティブ コントロール CV をさらに追加すると、モディファイヤのデフォメーション エフェクトを増やすことができます。これを行うには、プリミティブ(Primitives)タブをクリックし、プリミティブ アトリビュート(Primitive Attributes)セクションでモディファイアの CV 数(Modifier CV Count)の値を増やします。
追加の束モディファイアを作成する
ヘアやファーを微調整するために、グルームに 2 つ目の束(Clumping)モディファイアを追加することができます。2 つ目の束(Clumping)モディファイアは、1 つ目の束(Clumping)モディファイアで定義した領域内に束を生成するため、束エフェクトを組み合わせることができます。
2 つ目のモディファイアを作成する場合は、次のことに注意してください。
- 高密度のポイント マップを使用します。
たとえば、最初の束(Clumping)モディファイアのポイント(Points) 密度(Density)を 5 に設定した場合は、2 つ目の束(Clumping)モディファイアのポイント(Points) 密度(Density)を 10 以上に設定し、前の束モディファイア マップをコントロールとして使用します。これにより、新しい束領域およびガイドが前の束の領域内に存在するようになります。このオプションを使用しない場合は、代わりにプリミティブがより離れた領域の束ガイドの影響を受けるため、望まない結果が得られることがあります。
- コントロール マップを使用(Use Control Maps)は自動的にオンになり、コントロール マップ(Control Map)が束(Clumping)モディファイアをマップとして使用するように設定されます。