プロファイリングは、特定のプロセスを完了するのにどれくらいの時間とリソースが使用されるのかを計算するプロセスです。これは、生産性を損なうような非効率的なコードを検出するのに役立ちます。DG プロファイラ(DG Profiler)は、API を介してアクセスでき、MFnDependency ノード クラスを使用します。 これにより、処理時間がかかりすぎるノードを特定できるため、不要な呼び出しを減らしたり、あるいは別の方法でプロセスの効率性を改善できます。プロファイリングにより、シーンで作業しているときに、特定の基準で各ノードをフィルタすることもできます。DG プロファイラ(DG Profiler)は、ディペンデンシー グラフ(DG)でコピーまたは計算されるデータが使用しているメモリを計測しません。
DG プロファイラ(DG Profiler)は、DG に含まれているすべてのノードのプロファイリング データを生成します。このツールは、指定された反復回数に基づいて、各ノードのさまざまなタイミング測定規準を収集します。プロファイリングが完成したら、生成されたデータをスプレッドシートに書き出して、さらに分析することができます。
DG プロファイラ(DG Profiler)を開くには:
- ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プラグイン マネージャ(Windows > Settings/Preferences > Plug-in Manager)で、dgProfiler.mll プラグインを有効にします。 dgProfiler.mll までスクロールし、ロードされていることを確認します。
- ウィンドウ > 一般エディタ > DG プロファイラ(Windows > General Editors > DG Profiler)を選択します。
測定規準
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ノード名(Node Name)
- ノードの名前です。
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% のランタイム(% of Runtime)
- ノードのコンピュート セルフ時間を合計時間のパーセンテージとして表す値です。
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ノード タイプ(Node Type)
- ノード タイプ。「ノード タイプ」を参照してください。
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計算回数(Number of Computes)
- ノードの計算が実行された回数です。
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コンピュート セルフ(秒)(Compute Self (sec))
- ノード自体の計算に必要な時間です。
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コンピュート インクルーシブ(秒)(Compute Inclusive (sec))
- ノードとすべてのディペンデンシーの計算に必要な時間です。
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ダーティ インクルーシブ(秒)(Dirty Inclusive (sec))
- このノードとそのディペンデンシーのアトリビュートをダーティにするのに必要な時間です。
プロファイリング オプション
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プロファイル!(Profile!)
- プロファイリング プロセスを開始します。
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ノードのフィルタ(Filter nodes)
- プロファイリング データをノード タイプでフィルタします。ノード タイプによるフィルタ(Filter by Node Type)フィールドにノード タイプを入力したら、有効化(Enable)を選択してデータをフィルタします。ノード タイプのフィルタリングをオフにする場合は、有効化(Enable)を選択解除します。
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選択したノードのグラフ化(Graph Selected Node)
- ハイパーグラフ(Hypergraph)で選択したノードの入力と出力接続を表示します。
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プロファイル データの保存(Save Profile Data)
- プロファイリング プロセスでデータを保存することができます。データはカンマ区切り(.csv)ファイル形式として保存されます。
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データのリセット(Reset Data)
- DG プロファイラ(DG Profiler)からプロファイリング データをクリアします。