Bullet のコンストレイント タイプ

コンストレイントを作成する際には、そのタイプをリジッド ボディ コンストレイントの作成オプション(Create Rigid Body Constraint Options)ウィンドウのコンストレイント タイプ(Constraint Type)リストから選択できます。コンストレイントの作成後にそのタイプを変更するには、bulletRigidBodyConstraintShape ノードのアトリビュート エディタコンストレイント タイプ(Constraint Type)リストからタイプを選択します。

次のコンストレイント タイプから選択します。

ポイント

ポイントコンストレイント(Bullet 物理ライブラリではポイント対ポイント コンストレイントと呼ばれる)は、2 つのリジッドボディ間のピボット ポイントがワールド空間で一致するように、トランスレーションを制限します。ポイントコンストレイントは、チェーンリンクなどのエフェクトを作成したり、オブジェクトを一緒に固定するのに使用できます。

ポイントコンストレイントは、以下のアトリビュートをサポートしています。

ヒンジ(Hinge)

ヒンジ(Hinge)コンストレイントは、ボディが 1 つの軸のみを中心に回転できるように、トランスレーションと 2 つの追加の自由度の角度を制限します。ヒンジ軸は、コンストレイントの Z 軸により定義されます。このコンストレイントは、軸を中心に回転するドアまたはホイールを表すのに便利です。ユーザは、ヒンジの制限とモーター設定を指定することができます。

ヒンジ(Hinge)コンストレイントは、以下のアトリビュートをサポートしています。

スライダ(Slider)

スライダ(Slider)コンストレイントでは、リジッド ボディが 1 つの軸を中心に回転し、同じ軸に沿ってトランスレートできます。スライド軸は、コンストレイントの Z 軸によって定義されます。

スライダ(Slider)コンストレイントは、以下のアトリビュートをサポートしています。

コーンツイスト(Cone-Twist)

ラグドールの場合、コーンツイスト(Cone-Twist)コンストレイントは、上腕などの手足に役立ちます。これは、円錐およびツイスト軸制限を追加する、特殊なポイント対ポイントコンストレイントです。X 軸は、ツイスト軸として使用されます。

コーンツイスト(Cone-Twist)コンストレイントは、以下のアトリビュートをサポートしています。

  • 角度ダンピング(Angular Damping)
  • 角度制限の柔らかさ(Angular Limit Softness)
  • 角度制限のバイアス(Angular Limit Bias)
  • 角度制限の緩和(Angular Limit Relaxation)
  • 角度コンストレイントの最大 X (Angular Constraint Max X)(ツイスト スパン角度を指定します。)
  • 角度コンストレイントの最大 Y (Angular Constraint Max Y)(スイング スパン 2 角度を指定します。)
  • 角度コンストレイントの最大 Z (Angular Constraint Max Z)(スイング スパン 1 角度を指定します。)
  • 角度モーターの有効化(Angular Motor Enabled)(X 軸上のモーターのオンとオフを切り替えます。)
  • 角度モーターの最大フォース X (Angular Motor Max Force X)

6 自由度(Six Degrees of Freedom)

6 自由度(Six Degrees of Freedom)(SixDOF)コンストレイントでは、6 自由度のそれぞれが設定されている場合、さまざまな標準コンストレイントをエミュレートできます。最初の 3 つの DOF 軸は、リジッド ボディのトランスレーションを表すリニア軸です。残りの 3 つの DOF 軸は、角度モーションを表します。それぞれの軸を、ロック、解放、または制限できます。既定では、すべての軸のロックが解除されます。

6 自由度(Six Degrees of Freedom)コンストレイントは、以下のアトリビュートをサポートしています。

スプリング ヒンジ(Spring Hinge)

スプリング ヒンジ(Spring Hinge)には 3 つの自由度があります。これには、Z (軸 1)と X (軸 2)に沿った 2 つの回転自由度と、サスペンション スプリングを使用した、Z (軸 1)に沿った 1 つのトランスレーション自由度が含まれます。スプリング ヒンジ(Spring Hinge)コンストレイントは自動車のステアリング ホイールです。1 つの軸ではホイールを進ませることができ、他の軸ではホイールを回転できます。このケースでは、軸 1 を Y と位置合わせするために、X でスプリング ヒンジを -90 回転する必要があります。

スプリング ヒンジ(Spring Hinge)コンストレイントには、軸 2 のアンカー ポイントがあります。これは、コンストレイントの位置によって指定されます。軸 1 は、ボディ 1 に対して相対的に指定されます。ボディ 1 がシャーシの場合、これはステアリング軸になります。軸 2 はボディ 2 に対して相対的に指定され、軸 1 に対して垂直です(X 沿い)。ボディ 2 がホイールの場合、これはホイールの軸になります。軸 1 (Z 沿い)には、スプリングのほか、角度とリニアの制限を設定できますが、軸 2 (X 沿い)はフリーになります。スプリングとモーターを同時に有効にすることはできません。軸 2 を駆動したい場合は、ボディ 2 の X 軸のトルク インパルスを修正します。

スプリング ヒンジ(Spring Hinge)コンストレイントは、以下のアトリビュートをサポートしています。

スプリング 6 自由度(Spring Six Degrees of Freedom)

スプリング 6 自由度(Spring Six Degrees of Freedom)(SpringSixDOF)コンストレイントは、6 自由度(Six Degrees of Freedom)コンストレイントのバリアントであり、各自由度にスプリングが追加されています。スプリングとモーターをこのコンストレイントで結合することはできません。

スプリング 6 自由度(Spring Six Degrees of Freedom)コンストレイントは、以下のアトリビュートをサポートしています。