ワイヤ デフォーマは、彫刻家がオブジェクトを形作るのに使用する骨組みのようなものです。ワイヤ デフォーマにより、1 つまたは複数の NURBS カーブを使用してオブジェクトのシェイプを変更します。ワイヤ デフォーマ作成の簡単な例は、「ワイヤ デフォーマを作成する」を参照してください。
ワイヤ デフォーマを使用して、1 つまたは複数の NURBS カーブのある変形可能オブジェクトのシェイプを変更することができます。キャラクタ セットアップで、ワイヤ デフォーマは唇とまゆ毛の変形のセットアップに特に便利です。さらにリンクル効果を出すには、リンクル デフォーマも使用できます。ワイヤ デフォーマは、モデリング時に NURBS オブジェクトやポリゴン オブジェクトを成形するのにも便利です。
インフルエンス ワイヤとベース ワイヤ
変形を作成するため使用する NURBS カーブ(NURBS curves)を、インフルエンス ワイヤまたは単にワイヤと呼びます。ワイヤ デフォーマを作成すると、ベース ワイヤと呼ばれる別のカーブがそれぞれのインフルエンス ワイヤに作成されます。インフルエンス ワイヤにより提供されるデフォメーション エフェクトは、インフルエンス ワイヤとベース ワイヤの差に基づいています。
ホルダ
ホルダとは、エフェクトの影響範囲の制限に使用するカーブです。他のカーブと同様に、ホルダを移動、回転、スケールすることができます。また、ホルダのシェイプを編集することもできます。ホルダの移動、回転、スケール、編集によってデフォメーション エフェクトが変更されることがあります。ワイヤ デフォーマはホルダなしで、またはありで作成できます。ホルダなしでワイヤ デフォーマを作成すると、ホルダありのワイヤ デフォーマの作成よりもワークフローが短くて済みます。さらに、後でホルダを追加するか、その他のさまざまな方法を使用して、変形領域を制限することができます。詳細については、ホルダ(Holders)なしでワイヤ デフォーマを作成するにはを参照してください。
ホルダありでワイヤ デフォーマを作成するのは、ホルダなしでワイヤ デフォーマを作成するのと似ています。大きな違いは、インフルエンス ワイヤとして使用するカーブを選択した後、それぞれのインフルエンス ワイヤについてホルダとして使用する別のカーブを選択することです。詳細については、ホルダありのワイヤ デフォーマを作成するにはを参照してください。
ワイヤ ドロップオフ ロケータ
ワイヤ ドロップオフ ロケータを使用して、インフルエンス カーブに沿って局所的なデフォメーション エフェクトを作成することができます。