エネルギー解析に Green Building Studio プロジェクトを指定する

Revit モデルのエネルギー シミュレーションを実行する場合は、解析の設定に使用する Green Building Studio プロジェクトを指定します。

エネルギー解析の基礎として Revit モデルを使用する場合は、エネルギー解析モデルが gbXML ファイルにパッケージ化され、解析用に Autodesk Green Building Studio に送信されます。

Green Building Studio では、モデルのシミュレーション実行を保存する方法として、プロジェクトのコンセプトが使用されます。GBS プロジェクトは、シミュレーションに使用する建物タイプ、場所、プロジェクトの操作集計表、その他の情報を設定します。

  1. 適切なワークフローを使用して、解析用に Revit モデルを準備します。「ワークフロー: エネルギー解析」を参照してください。
  2. [解析]タブ [エネルギー解析]パネル (エネルギー シミュレーションを実行)をクリックします。
  3. [エネルギー シミュレーションを実行]ダイアログの[Green Building Studio プロジェクト]で、適切なオプションを選択します。
    • 新規作成: 作成される GBS プロジェクトは、解析用の Revit モデルから情報を取得します。
      重要: [新規作成]を選択すると、GBS プロジェクトは建物タイプ、場所、その他のエネルギー設定を Revit モデルから取得します。後で Revit でこの情報を変更し、シミュレーションを再実行して[既存を使用]を選択した場合、GBS プロジェクト内のこれらの情報は更新されません。解析に正しい建物タイプ、場所、エネルギー設定を確実に使用するには、Revit でこれらの値を変更した場合は常に[新規作成]を選択するか、GBS プロジェクトを修正してこの情報を変更します。

      Revit モデルに HVAC システムを指定した場合は例外となります。[エネルギー設定]ダイアログの[エネルギー モデル - 建物引込]セクションで[HVAC システム]の値を変更すると、[既存を使用]を選択している場合でも、エネルギー シミュレーションのGBS プロジェクトでそれらの変更が使用されます。(エネルギー解析では、[エネルギー設定]ダイアログの[詳細モデル]セクションの[建物引込]パラメータからの情報は使用されません)。

    • 既存を使用: 使用する GBS プロジェクトを指定します。この解析の、拡張した設定を持つ GBS プロジェクトを設定する場合は、このオプションを選択します。たとえば、GBS プロジェクトを使用して、次の項目のカスタム設定を定義することができます。
      • プロジェクト名
      • タイムゾーン
      • 通貨
      • 電気コスト
      • 天然ガス コスト
      • 公共料金請求書履歴 (天候データ付き)
      注: 既存の GBS プロジェクトがプロジェクト テンプレートに基づいている場合、Revit モデルに指定されている[HVAC システム] ([エネルギー設定]ダイアログの[エネルギー モデル - 建物引込]セクション)の値が、テンプレートで設定されている HVAC の選択内容より優先されます。

    詳細については、「Green Building Studio ヘルプ」にアクセスし、「新しいプロジェクトを作成する」で検索します。

  4. [続行]をクリックします。