標準のモデリング方法を使って侵食シミュレーションをセットアップし、実行します。(計算実行前に行わねばならない手順はありません。)
- 結果平面を作成し、流入口に移動します。[粒子追跡]ダイアログを開きます。
- 追跡シード方法として四角形グリッドを選択し、グリッド間隔を使用を選択します。(他のシード方法も使用できます。)
- 粒子追跡を追加をクリックします。
- トレースリスト...をクリックします。
- 粒子追跡ダイアログ下部の質量...ボタンをクリックします。
- 質量ダイアログで有効/更新 エロージョンをクリックします。
グリッド間隔を調整するには...
- 結果平面でベクトルを有効にします。
- 平面制御ダイアログのベクトルの設定タブで、グリッド間隔スライダをドラッグします。
砂の物性
以下は多くのシステムで浸食の原因となる砂の物性値です:
- 粒子密度 = 2705 kg/m3
- 半径 = 0.014 in
- 反発係数 = デフォルト値を使用(浸食計算の一部として計算されます)
- 時間ステップサイズ = 1時間ステップで粒子が要素を通過するよう時間ステップサイズは自動的に計算されます。
注: 浸食速度は粒子追跡の数に依存します。数値が大きいとスムーズな浸食結果、浸食速度の高い値が得られます。しかし、コンピュータのグラフィクスメモリを超えるような多数の粒子追跡を設定しないよう注意してください。グリッド間隔を使用すると作成される粒子追跡の数が表示されます。ほとんどのコンピュータに推奨される制限値は1000本です。
注: 浸食の凡例の単位は質量流量/面積です。これは、各シード位置における単位時間あたりの 1 つの粒子の粒子流量に基づきます。
浸食結果が生成された後は、粒子追跡を非表示にすることをお勧めします。グラフィカル表示が大幅に改善され、モデルサーフェス上の浸食結果が見やすくなります。
質量ダイアログ上でパラメータを変更した後浸食結果を更新するには、有効/更新 エロージョンをクリックします。
Erosion Rate結果はシミュレーション実行中には表示されず、シミュレーションが続行されると表示が消えます。シミュレーション停止後に浸食結果を表示するには上記の手順に従ってください。
複数のシナリオで浸食を比較する
デザインレビューセンターで浸食を示したサマリーイメージを表示するには、以下の手順を実行します:
- 浸食の表示を作成し、サマリーイメージを保存します。
- 浸食の計算に使用された、質量を有効にした粒子追跡を含むビュー設定ファイルを保存します。これにより、各シナリオで同じ数の粒子追跡を使用できます。(これは一貫した比較を行うために重要です。)
- 各シナリオを開き、このビュー設定ファイルを適用します。粒子追跡ダイアログを開き、有効/更新 エロージョンをクリックします。
- ディシジョンセンターで、サマリーイメージを更新します。デザインレビューセンターを使うことにより、各シナリオの結果を比較します。