オブジェクトはカテゴリ別に非表示にできます。これがオブジェクトの基本タイプです。たとえば、シーン内のすべてのライトを同時に非表示にしたり、すべてのシェイプを非表示にしたり、任意の組み合わせのカテゴリを非表示にすることができます。すべてのカテゴリを非表示にすると、シーンには何も表示されなくなります。非表示になったオブジェクトは、表示されていなくても、シーンのジオメトリの一部として存在していますが、選択はできません。
上: すべてのオブジェクトを表示
下: ライトとシェイプを非表示
ジオメトリとパーティクル システムを非表示
パーティクル システムもジオメトリの一種ですが、ジオメトリとパーティクル システムには別々のカテゴリがあります。
- [ジオメトリ](Geometry)チェック ボックスにチェックマークを付けると、シーン内のすべてのジオメトリがパーティクル システムとともに非表示になります。パーティクル システムのオプションは使用できなくなります。
- [パーティクル システム](Particle Systems)チェック ボックスにチェックマークを付けると、対応するオブジェクトだけが非表示になり、他のジオメトリは影響を受けません。
カテゴリ別の非表示の効果
- 非表示になっているカテゴリのオブジェクトを新しく作成すると、3ds Maxはそのカテゴリの非表示を自動的にオフにし、そのカテゴリのすべてのオブジェクトを再表示します。
- カテゴリ別の再表示の設定は、[非表示](Hide)ロールアウトのコントロールで非表示になっているオブジェクトには無効です(選択別のオブジェクトの表示と非表示を参照)。これらのオブジェクトは非表示のままです。ロールアウトのコントロールは、これらのオブジェクトを再表示するときに使用します。
- カテゴリ別の再表示は、非表示に設定されているレイヤ上のオブジェクトには適用されません。つまり、非表示レイヤ上のオブジェクトは非表示のままになります。これらのオブジェクトを再表示するためには、オブジェクトのレイヤを再表示する必要があります。
- 選択対象別に再表示しても、そのオブジェクト カテゴリが非表示のままでは、非表示のオブジェクトはシーンに再表示できません。[すべて表示](Unhide All)と[名前による表示](Unhide By Name)コントロールは機能していますが、カテゴリをクリアしないとその効果は反映されません。
- カテゴリ別に非表示になっているライトは点灯したままです。カメラとターゲット ライトによるビューは、まだアクティブです。
- リンク、インスタンス、および参照されたオブジェクトは、フリーズされても、フリーズされていないときのように扱われます。
手順
オブジェクト カテゴリを非表示にするには:
- [表示](Display)パネルを開きます。
- 必要に応じて、[カテゴリによる非表示](Hide by Category)ロールアウトを展開します。既定値では、このロールアウトのすべてのカテゴリがオフ(表示)になっています。
- 非表示にするカテゴリを選択します。選択すると、ただちにそのカテゴリのすべてのオブジェクトがシーンから消えます。
[表示フロータ](Display Floater)の[オブジェクト レベル](Object Level)パネルにも同様に[カテゴリによる非表示](Hide by Category)オプションが表示されます(標準メニュー: [ツール](Tools)メニュー [表示フロータ](Display Floater)、または拡張メニュー: [編集](Edit)メニュー [オブジェクト プロパティ](Object Properties) [オブジェクト表示を管理](Manage Object Display))。
オブジェクト カテゴリを再表示するには: