Civil View ツリー オブジェクトは、専用のパラメトリック ツリー オブジェクト プラグインを使用して作成されます。
Civil View のツリー オブジェクトは、矩形平面に投影された 2 つのビットマップによって作成されます。 1 つ目のビットマップは拡散反射光マップで、自然な色のツリー オブジェクトを表現します。 2 つ目は表示可能な矩形の平面部分と透明にする領域を定義する[不透明度マップ](opacity map)です。 白い領域では、拡散反射光マップは透けて見えます。 黒い領域では、オブジェクトが透明に表示されます。
左: 拡散反射光マップ
右: 不透明度マップ
このタイプのツリー オブジェクトは、ツリー オブジェクトの表現に複雑なメッシュを使用するのを避けることによって、特に大量の木を 3ds Max シーンに配置する場合などに、レンダリングにかかる時間とビューポートのパフォーマンスを大幅に向上します。
Civil View は、CivilViewTrees マテリアルをすべてのツリー オブジェクトに適用します。
ツリー オブジェクトのオブジェクト プレビューは、拡散反射光ビットマップから直接派生されます。
ツリー オブジェクト INI ファイル |
[Parameters] Width= Height=
[Maps] Diffuse= Opacity=
[Tree Defaults] Style=
[Group] Name=
|
木の矩形の幅と高さを設定します。 どちらの寸法も正の値にする必要があります。
この基本の[幅](Width)と[高さ](Height)の他に、[Civil View]は、ツリー オブジェクトにランダム化係数を適用して、木のグループ内でさまざまなサイズの木を取得します。 これでよりいっそうリアルになります。 Civil View [基本設定] パネルで変動係数をパーセンテージで設定できます。
レンダリング時に表示される木のシェイプを定義するビットマップ(通常は黒と白またはグレイスケール)の名前です。 このマップは、常に拡散反射光マップと同じ木を表現する必要があります。 ビットマップの黒い領域は、オブジェクトの透明部分としてレンダリングされます。 このビットマップ ファイルは、拡散反射光マップと同じ /matlibs/treemaps フォルダ内に存在する必要があります。
ツリー オブジェクトのタイプ。 この設定は「1」または「2」にする必要があります(引用符は不要です)。
樹木オブジェクトは詳細なジオメトリを使用するので、シーン内の木が多い場合はお勧めしません。
オプション 2 がアクティブな場合、Civil View は、Width/Height および Diffuse/Opacity パラメータを無視します。
拡散反射光ビットマップまたは不透明度ビットマップを作成し、それらを現在の Civil View リソースキットの /matlibs/treemaps フォルダに追加します。 次に、関連付けられる INI ファイルを前述の形式で作成し、それをリソース キットと同じ /objlibs/trees フォルダに追加します。 複数の INI ファイルは、同じビットマップを参照できます。
「Civil View オブジェクト ライブラリの概要」のオブジェクト ライブラリのカスタマイズについての一般的な説明も参照してください。