親シェイプのパスに合わせて、オブジェクトをさらに配置できます。
オブジェクトを静止位置に配置したり、特定の速度で参照シェイプに合わせて移動させて、アニメートすることができます。
このパネルで指定するオブジェクト配置の方法は、[オブジェクト配置スタイル](Object Placement Styles、OPS)に保存できます。 これによって、後で使用できるよう、国、組織、プロジェクト固有のスタイルを保存できます。
Civil View オブジェクト ライブラリから、一連の[国](Country)、[プロジェクト](Project)、およびカスタマイズ可能な[プライベート](Private)リソース キットでオブジェクト ソースを取得します。
OPS 要素リストは、現在の参照シェイプに合わせてオブジェクトを配置する一連の方法で構成されています。 リスト内の要素は、特定の巻尺で単一のオブジェクトを配置する方法か、一定またはランダムな巻尺間隔で一連のオブジェクトを配置する方法のいずれかです。
各要素に対し、独立した回転および開始/終了巻尺に合わせて、独立した水平および垂直のオフセットを参照スプラインから指定できます。
切り取った要素を現在のスタイルの別の場所に貼り付けたり、切り取った要素やコピーした要素を別の OPS に貼り付けることができます。
この機能は主に[Civil View 基本設定](Civil View Preferences)パネルから制御されますが、この上書きオプションによって、現在のオブジェクト配置セッションで一時的に有効、または無効にすることができます。 アニメーション化した多くの乗り物を操作するときに、ホイールの回転を無効にしてパフォーマンスのオーバーヘッドを小さくする場合があります。 シーンのカメラ位置によっては、シーン内の選択したビューポイントからホイールの回転を見ることができない場合があります。
ホイールの回転は、オブジェクト ライブラリ内にある、特定の要件を満たす準備ができている乗り物にのみ動作します。 詳細については、「 車両ライブラリ 」を参照してください。
このボタンの状態を変更して、設定を一時的に上書きすることができます。 この機能のグローバル設定は、[Civil View 基本設定](Civil View Preferences)パネルで定義されます。これは既定でオンになっています。
親シェイプを選択するまで、このパネルの大半のコントロールには効果がありません。
選択するシェイプの開始測点と終了測点が、[縦方向ディスプレイスメント](Longitudinal Displacement)領域に表示され(下を参照)、ダイナミック マーカー によってビューポートで表現されます。 配置済みオブジェクトはすべて、親シェイプのパスに合わせて静的な位置およびアニメートされた位置で生成されます。
スプライン値を変更できます。 しかし、オブジェクトのグループが配置された後にスプライン値を変更した場合、Civil View はユーザが新しいオブジェクト セットで作業すると想定します。 既存のオブジェクト グループはシーンに残り、オリジナルのスプラインと位置合わせされます。
スプライン値を使って親シェイプの各スプラインを通り、現在のオブジェクト配置スタイルを各スプラインに適用できます。
親サーフェスの選択はオプションです。 選択する場合は、オブジェクトはサーフェスのコンタに位置合わせされます。 このサーフェスは、XYZ 位置の Z 値を制御するため、オブジェクトは正確に地盤に位置します。 また、正しく傾斜してさまざまな車道の片勾配と一致するよう、乗り物はサーフェスの勾配にそろえられます。 (乗り物でないオブジェクトは、常に垂直に位置合わせされます。)
カメラ オブジェクトは親サーフェスを無視します。
親サーフェスを選択する場合は、[垂直オフセット](Vertical Offset)(以下を参照)を 0.0 に設定する必要があります。
アニメートされたオブジェクト用に親サーフェスを選択すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。
オブジェクトの実際の位置は、[適用](Apply)をクリックするたびにランダムに割り当てられます。
このオプションは、乗り物をすばやく配置する場合に便利です。
ビューポートでは、開始ステーションと終了ステーションの位置は Civil View ダイナミック マーカーで示されます。 開始ステーションと終了ステーションの値は、スピナーの右にある「>」ボタンをクリックし、ビューポートで位置をクリックすれば設定できます。
開始ステーションと終了ステーションの値は、さまざまな OPS 要素間で完全に独立しています。 たとえば、このパネルを使ってスプラインの最初の 80% に 20 m のダブル ランプ列を配置し、残りの長さに 12 m のシングル ランプ列を配置することができます。
オブジェクトの速度を設定します。
この値が 0.0 に等しい場合、アニメーション キーは作成されず、オブジェクトの動きがなくなります。 後に、オブジェクトの位置は[位置コントローラ](Position Controller)ロールアウトを使用して制御できます。
別の値を入力すると、Civil View がアニメーション キーを作成し、オブジェクトが親スプラインに合わせて移動します。 この機能は通常、高速道路や鉄道に合わせて移動する乗り物やドライブスルー カメラをアニメートするときに使用されます。
負の値を使用する場合は、[回転](Rotation)を 180 度に設定し、乗り物が後方向に移動しないようにします。
シーンの現在のアニメーションの長さが十分でないためにオブジェクトが特定の速度で特定の距離を移動できない場合は、Civil View でシーンのアニメーションの長さを調整できます。 この操作を実行するかどうかを尋ねられます。 アニメーションの長さを変更しないままにすると、移動オブジェクトの終点は使用可能な時間に合うよう調整されます。
また、[トラック ビュー](Track View)を使用して既定のアニメーション キーを編集することもできます。たとえば、運転中における横方向への位置変更や、乗り物の速度変更をアニメートできます。
これらのコントロールの値は動的にリンクされているため、1 つの値を変更すると別の値に影響を与えます。 これによって、たとえば[オフセット](Offset)と[横断勾配](Crossfall)の両方の値を表示しながら、どちらに基づいて垂直オフセットを指定するかを選択できます。 必要な横断勾配がわかっている場合は、最初にその値を設定してから[水平オフセット](Horizontal Offset)を変更し、[垂直オフセット](Vertical Offcet)の値がそれに伴って更新されることを確認します。
親サーフェスがアクティブの場合、垂直オフセットは、オブジェクトの現在の位置でサーフェスに対して相対的になります。 または、挿入ポイントで親シェイプのレベルに対して相対的になります。 サーフェス トラッキングを使用している場合は、[垂直オフセット](Vertical Offset)の設定を 0.0 のままにします。
片勾配のロックを有効にするには、垂直オフセットの値に 0 でない値を指定する必要があります。
ランダムな回転は、木の配置に便利です。
このオプションは、ランダムに選択した乗り物を高速道路に配置する場合に便利です。
このオプションにチェックマークを付けると、ビューポートのパフォーマンスが向上する可能性があります。 この設定は、シーンの最終的なレンダリング出力には影響しません。
シーンに乗り物オブジェクトを配置すると複雑なジオメトリになりがちですが、この機能はそのような場合に特に便利です。
OPS エディタの下部で、個別の要素を表示および管理できます。
現在のカテゴリに、個別のオブジェクトを一覧表示します。
リソース キット マネージャを開くには、オブジェクト定義を右クリックします。リソース キット マネージャで、オブジェクトのパラメータを編集できます。