精度用ツールは、3ds Max で相互に関連付けられたツール セットであり、シーン内でオブジェクトのスケーリング、配置、移動を正確に行うことができます。リアル ワールドの測定単位で精度の高いモデルを構築できる非常に重要なツールです。
精度用ツールは、次のグループに分けられます。
さまざまな測定システムを定義します。標準設定の他にも、小数と分数でフィートやインチを選択できます。メートル法の単位の範囲は、ミリメートルからキロメートルです。独自の単位を定義することもできます。
「単位の使用」を参照してください。
ホーム グリッドと特別なグリッド オブジェクトを組み込みます。いずれのグリッドの種類も作図平面として使用できます。3ds Max が、アクティブなグリッドの方向と位置に基づいて、オブジェクトの作図を実行します。ホーム グリッドは、ワールド空間に固定されており、グリッド オブジェクトを回転したりシーン内の任意の位置に配置して、他のオブジェクトやサーフェスとの位置関係を調整することができます。グリッド オブジェクトごとに間隔を指定することもでき、任意のグリッドを専用のビューポートとして表示できます。
「グリッドの使用」を参照してください。
別のオブジェクトの位置、方向、法線、またはスペース内の点にオブジェクトを合わせます。
「位置合わせ」を参照してください。
オブジェクトの作成、調整時の精度を確保します。作業時にキーボード ショートカットでオブジェクト スナップを変更できます。グリッド ラインや交点の位置検索機能としてスナップを設定することもできます。角度スナップは、回転の増分を設定します。パーセント スナップは、スケーリングの増分を設定します。
スナップの使用を参照してください。
グリッド オブジェクトと同じカテゴリの特殊なツールです。たとえば、テープ オブジェクトは現在の単位で距離を測定し、分度器オブジェクトは角度を測定します。階層を構築するにはダミー ヘルパーが便利です。また、マニピュレータ ヘルパーを使えば、プログラム インタフェースでカスタムのコントロールを使用できます。
「ヘルパー」を参照してください。
上記の他に、ジオメトリのチェック、計測、単位の再スケールなどに利用できるツールやユーティリティがあります。
「描画補助機能」を参照してください。
ツールには一般的な用途およびインタラクションの順序が設定されていますが、次の手順以外にもいつでも必要に応じて設定を変更することができます。
作業時に測定単位などの設定を変更しても、精度は維持できます。