座標表示領域にはカーソルの位置や変換の状態が表示されます。また、新しい変換値を入力できます。
この領域に表示される情報は作業内容によって異なります。
- ビューポートのマウスを移動しているだけの場合は、カーソルの現在位置が絶対ワールド座標系で示されます。
- オブジェクトを作成しているときも、カーソルの現在位置が絶対ワールド座標系で示されます。
- ビューポートのオブジェクトをドラッグして変形させているときは、変換前のオブジェクト座標系の相対座標系が表示されます。
オブジェクトを変形させているときは、フィールドがスピナーに変わるので、ここに値を直接入力することができます。[キー入力変換](Transform Type-In)ダイアログ ボックスはこのように使うこともできます。
- 変換ボタンがアクティブで、オブジェクトを 1 つだけ選択しており、それをドラッグしていない場合は、現在の変換状態の絶対座標が表示されます。次の「インタフェース」を参照してください。
- 変換ボタンがアクティブで、複数のオブジェクトを選択している場合は、フィールドには何も表示されません。
- オブジェクトが選択されていない場合でカーソルがアクティブなビューポート上にない場合、これらのフィールドは空欄になります。
手順
マウスの位置をフィートまたはメートル単位で表示するには:
- [カスタマイズ](Customize)
[単位設定](Units Setup)を選択します。 - [メートル](Metric)、[米国標準](US Standard)、[カスタム](Custom)、[標準設定](Generic Units)の各ラジオ ボタンのいずれかを選択し、必要に応じてドロップダウン リスト ボックスから 1 つを選択します。
座標表示が、ラベル表示された単位で表示されます。
例: オブジェクトをワールドの中央に配置するには:
- ビューポートで、オブジェクトを
選択します。 - 右クリックしてクアッド メニューを表示し、[移動](Move)を選択します。
- X 座標フィールドの値を選択します。次に、0 を入力します。Tab を押します。
- Y 座標フィールドに 0 を入力し、Tab を押します。
- Z 座標フィールドに 0 を入力し、[Enter]を押します。 ヒント: 座標のスピナーを右クリックすると値が 0 に設定されます。
インタフェース
オブジェクトを変換する 1 つの方法は、キーボードから座標表示フィールドに座標を直接入力することです。絶対値とオフセットの 2 つのモードのいずれかで入力できます。
[絶対](Absolute)または[オフセット](Offset )ボタンをクリックしてモードを切り替えます。
[絶対](Absolute)は、ワールド空間でのオブジェクトの正確な座標系を設定します。 
[オフセット](Offset)は、その既存の座標系に基づいてオブジェクトを変換します。
座標表示フィールド(XYZ)では、Tab キーでフィールド間を移動しながら入力できます。
オブジェクトの変換時に、このフィールドには情報が表示されます。内容は変換の種類によって異なります。
- [移動](Move)は、現在の座標系に基づいてオフセット XYZ 座標を表示します。たとえば、オブジェクトを移動する際に移動が X 軸に制限されている場合、X 軸の読み出し情報のみが変更され、ローカル X 軸に沿った移動のオフセット量が表示されます。
- [回転](Rotate)は、回転の中心となる軸に対してオフセット角度を表示します。この角度は、軸座標系と、ローカル/中心切り替えボタンの両方に依存しています。
- [スケール](Scale)は、オフセット XYZ スケールをパーセント単位で表示します。
[編集](Edit)メニューから[キー入力変換](Transform Type-In)ダイアログ ボックスを表示するか、またはメイン ツールバーの[変換ツール](transform tool)ボタンを右クリックすると、絶対値情報とオフセット情報が表示されます。