階段

3ds Max では、らせん階段直線階段L-型階段、またはU-型階段の 4 つのタイプの階段を作成できます。

ヒント: マルチステップのオブジェクト(クリック間)を作成する際に、以下のようにビューポートをインタラクティブにナビゲートすることができます。

階段とマテリアル

既定では、3ds Max は異なる 7 つのマテリアル ID を階段に割り当てます。aectemplates.mat マテリアル ライブラリには、階段用に設計されたマルチ/サブオブジェクト マテリアルである、「階段テンプレート」が含まれています。 下の表は階段/マテリアルの各コンポーネントとそれに対応するマテリアル ID の一覧です。

マテリアル ID レール/マテリアルのコンポーネント
1 階段の踏み面
2 階段の正面の蹴上げ
3 階段の蹴上げの下部、背面、側面
4 階段の中柱
5 階段の手すり
6 階段の中桁
7 階段の側桁
注: 3ds Maxで階段オブジェクトに自動的にマテリアルが割り当てられることはありません。 含まれているマテリアルを使用するには、ライブラリを開き、マテリアルをオブジェクトに割り当てます。

手順

階段に手すりを作成するには:

  1. 階段を作成します。詳細は、それぞれの階段タイプの項を参照してください。
  2. パラメータロールアウトの[ジオメトリを生成](Generate Geometry)領域で、[レール パス](Rail Path) [左](Left)チェック ボックスと[右](Right)チェック ボックスにチェックマークを付けます。

    3ds Maxは階段の上方に左右のレール パスを配置します。

  3. [手すり](Railings)ロールアウトで、[高さ](Height)を 0.0 に設定します。
  4. [作成](Create)パネル [AEC 拡張機能](AEC Extended) [レール](Railing)をクリックして、最初のレールを作成します。
  5. [レール](Railing)ロールアウト [レール パスを選択](Pick Railing Path)をクリックして、階段のレール パスを 1 つ選択します。
  6. レール パラメータを調整します。

    設定したパラメータは 3ds Max に記憶されます。 次のレールを作成したときに、最初のレールに設定したのと同じパラメータが設定されます。

  7. 最初のレールの作成を終了するには、右クリックします。
  8. 再び[レール](Railing)をクリックして 2 番目のレールを作成します。
  9. [レール パスを選択](Pick Railing Path)をクリックして、階段のレール パスをもう 1 つ選択します。

インタフェース

[オブジェクト タイプ](Object Type)ロールアウト

階段の選択ボタン

いずれかのボタンをクリックして、作成する階段のタイプを指定します。

[名前とカラー](Name and Color)ロールアウト

このロールアウトで、選択した階段オブジェクトの名前とカラーを設定できます。詳細は、「オブジェクト名とワイヤフレーム カラー」を参照してください。·

[パラメータ](Parameters)ロールアウト

[タイプ](Type)領域

  • [開く](Open)開いた蹴上げを持つ階段を作成します。
  • 閉じる閉じた蹴上げを持つ階段を作成します。
  • [ボックス](Box)閉じた蹴上げと両側面に閉じた側桁を持つ階段を作成します。

[蹴上げ](Rise)領域

他の 2 つのオプションを調整している間は、3ds Max によって残りの 1 つの[蹴上げ](Rise)オプションはロックされます。 オプションをロックするには、プッシュピンをクリックします。オプションのロックを解除するには、持ち上がった状態のプッシュピンをクリックします。 3ds Max では、プッシュピン ボタンが押されているパラメータのスピナーの値はロックされます。プッシュピン ボタンが持ち上がっているパラメータのスピナーの値は変更できます。

全体

階段全体の高さを指定します。

蹴込板高

蹴上げの高さを指定します。

蹴込板数

蹴上げの数を指定します。蹴込板数はステップの数より必ず 1 つ多くなります。この「非表示の」蹴込板は、階段の最上部の踏み段と上の階の床との間に存在します。

5 つの蹴上げを持つ直線階段

1 ~ 4: 蹴込板

5. 非表示の蹴込板

6. 上の階の床

7. 下の階の床

8. ステップ

[側桁](Stringers)ロールアウト

これらのコントロールは、[パラメータ](Parameters)ロールアウト [ジオメトリを生成](Generate Geometry)領域で、[側桁](Stringers)にチェックマークが付いている場合にのみ使用できます。

奥行き

側桁を床方向にどのくらい下まで伸ばすかを指定します。

側桁の幅を指定します。

オフセット

側桁の床からの垂直距離を指定します。

床からの迫高

側桁を最初の蹴上げの開始部と同じ高さの床から始めるか、側桁を床より下まで伸ばすかを指定します。側桁を床より下まで伸ばす量は、[オフセット](Offset)オプションで指定します。

左: 床より下まで伸びている側桁([床からの迫高](Spring From Floor)チェック ボックスにチェックマークが付いていない)

右: 床から始まっている側桁([床からの迫高](Spring From Floor)チェック ボックスにチェックマークが付いている)

[中桁](Carriage)ロールアウト

これらのコントロールは、[パラメータ](Parameters)ロールアウト [ジオメトリを生成](Generate Geometry)領域で、[中桁](Carriage)にチェックマークが付いている場合にのみ使用できます。

奥行き

中桁を床方向にどのくらい下まで伸ばすかを指定します。

中桁の幅を指定します。

中桁の間隔

中桁の間隔を設定します。このボタンをクリックすると、[中桁の間隔](Carriage Spacing)ダイアログ ボックスが表示されます。[数](Count)オプションを使用して必要な中桁の数を指定します。このダイアログ ボックス内の間隔オプションの詳細は、間隔ツールを参照してください。

床からの迫高

中桁を最初の蹴上げの開始部と同じ高さの床から始めるか、中桁を床より下まで伸ばすかを指定します。中桁を床より下まで伸ばす量は、[オフセット](Offset)オプションで指定します。

左: 床から始まっている中桁([床からの迫高](Spring From Floor)チェック ボックスにチェックマークが付いている)

右: 床より下まで伸びている中桁([床からの迫高](Spring from Floor)チェック ボックスにチェックマークが付いていない)

[手すり](Railings)ロールアウト

これらのコントロールは、[パラメータ](Parameters)ロールアウト [ジオメトリを生成](Generate Geometry)領域で、[手すり](Handrail)または[レール パス](Rail Path)オプションの 1 つまたは複数にチェックマークが付いている場合にのみ使用できます。また、[セグメント](Segments)と[半径](Radius)は、[手すり](Handrail)オプションのいずれにもチェックマークが付いていない場合は使用できません。

高さ

レールの踏み段からの高さを指定します。

オフセット

レールの踏み段の端からのオフセットを指定します。

セグメント数

レールのセグメントの数を指定します。値が大きいほどより滑らかなレールが表示されます。

半径

レールの太さを指定します。