3ds Max オブジェクトをアタッチおよび読み込み

他の 3ds Max オブジェクトを NURBS モデルの中へ移動できます。

他の 3ds Max オブジェクトを NURBS オブジェクトの中へ移動するには 2 つの方法があります。

[読み込み](Imports)の使用

アタッチの代わりに読み込みを使用するのは、次の理由からです。

読み込みによって作成されたサーフェスとカーブは、NURBS モデル内で使用できます。たとえばボックスを読み込む場合、そのボックスのポリゴンと NURBS オブジェクトの別のサーフェスの間にブレンド サーフェスを作成できます。

いったんオブジェクトを読み込むと、NURBS オブジェクトに[読み込み](Imports)サブオブジェクト レベルが表示されます。読み込みを選択すると、赤いハイライト表示になります。

NURBS オブジェクトに変換できないものに読み込まれたものを変換する場合、モディファイヤをその読み込みに適用するとエラーになります。たとえば、球を読み込んでから[ベンド](Bend)モディファイヤを適用すると、球は編集可能メッシュに変換されますが、そのメッシュは自動的には NURBS サーフェスに変換されません。この場合、読み込みサブオブジェクトはエラーの状態です。そのサブオブジェクトはエラー色(既定値ではオレンジ色)で表示されます。

読み込みは異なる 2 種類の方法で表示されます。NURBS オブジェクト レベル、または読み込み以外のサブオブジェクト レベルでの作業中は、読み込みは NURBS カーブまたは NURBS サーフェスとして表示され、NURBS オブジェクトのメッシュ面分割を使用します(サーフェス近似を参照)。ただし、[読み込み](Imports)サブオブジェクト レベルでは、本来の表示形式を使って、選択された読み込みが表示されます。つまり、その読み込みがトップレベルのオブジェクトであるかのように表示されます。これは、この表示で読み込まれたオブジェクトを編集可能でなければいけないからです。たとえば読み込まれたベジェ スプラインは接線ハンドルの表示が必要です。このスプラインが変換された NURBS カーブとして表示されるとしたら、この接線ハンドルの表示は不可能です。[読み込み](Imports)サブオブジェクト レベルを終了すると NURBS 形式の表示ができます。

読み込まれたオブジェクトを抽出できます。これによって独立したトップレベルのオブジェクトを再び作成できます。

手順

NURBS オブジェクトにオブジェクトをアタッチまたは読み込むには:

  1. NURBS オブジェクトを 選択し、 [修正](Modify)パネルを開きます。
  2. (オプション)読み込んだものを再度方向設定したり、NURBS オブジェクトの中心に位置合わせしたい場合は、[方向再設定](Reorient)チェック ボックスにチェックマークを付けます。
  3. [アタッチ](Attach)ボタンか[読み込み](Import)ボタンをオンにします。
    注: このステップで、代わりに[複数アタッチ](Attach Multiple)ボタンや[複数読み込み](Import Multiple)ボタンをクリックすることができます。これらのボタンによって[シーンから選択](Select From Scene)ダイアログ ボックスが表示されるので、複数のオブジェクトをアタッチしたり読み込みことができます。
  4. アタッチや読み込みを行うオブジェクトをクリックします。

    マウス カーソルが変化して、有効なオブジェクトを示します。カーブ、NURBS サーフェス、または NURBS に変換可能なオブジェクトをアタッチできます。

読み込まれたオブジェクトを抽出するには:

  1. 読み込みサブオブジェクト レベルへ移動し、抽出するオブジェクトを選択します。
  2. [読み込み](Import)サブオブジェクト ロールアウトで[読み込みを抽出](Extract Import)ボタンをクリックします。

    既定値の[コピー](Copy)が設定されている場合、抽出されたオブジェクトは読み込まれたオブジェクトのトップレベルのコピーです。[インスタンス](Instance)が設定されている場合、抽出されたオブジェクトは読み込まれたオブジェクトのインスタンスです。当初は、抽出されたオブジェクトは、読み込まれたオブジェクトと同じスペースを占めます。抽出されたオブジェクトを表示するには、抽出されたオブジェクト、読み込みサブオブジェクト、全体の NURBS モデルのいずれかを移動する必要があります。

インタフェース

アタッチと読み込みのコントロール

アタッチ
他のオブジェクトを NURBS オブジェクトにアタッチできます。[アタッチ](Attach)ボタンをクリックしてオンにしてから、オブジェクトをクリックしてアタッチします。アタッチするオブジェクトが NURBS オブジェクトでない場合、修正するオブジェクトのサブオブジェクトである 1 つまたは複数の NURBS カーブまたはサーフェスに変換されます。
複数アタッチ
複数のオブジェクトを NURBS サーフェスにアタッチします。[シーンから選択](Select From Scene)ダイアログ ボックスの一種を表示します。ここにはアタッチできるオブジェクトのリストが表示されます。このダイアログ ボックスを使って 1 つまたは複数のオブジェクトを名前で選択してから選択ボタンをクリックします。
方向再設定
アタッチするオブジェクト、または読み込むオブジェクトを移動し、方向を再設定して、そのオブジェクトの作成ローカル座標系を NURBS オブジェクトの作成ローカル座標系に位置合わせします。
読み込み
他のオブジェクトを NURBS オブジェクトに読み込むことができます。[アタッチ](Attach)と同じように機能しますが、読み込まれたオブジェクトはそのパラメータとモディファイヤを保持します。
複数読み込み
複数のオブジェクトを読み込みます。[複数アタッチ](Attach Multiple)と同じように機能しますが、読み込まれたオブジェクトはそれらのパラメータとモディファイヤを保持します。