旧バージョンで保存

MAX シーンを前のバージョンで保存できます。 これには、[ファイルの種類](Save As Type)ドロップダウン リストを使用します。

このオプションは、次のコマンドで使用できます。

• 名前を付けて保存
• コピーを名前を付けて保存
• 選択を保存
• [コンテナ](Container) [名前を付けて保存](Save As)

現行バージョンから 3 代前のバージョン形式に保存できます。

重要: 旧バージョンで保存する動作は、アクティブに作業をしているシーンが変更されないという点で[コピーを名前を付けて保存](Save Copy As)と似ています。ただし、既存のリタイマはベイク処理されて削除されるという点が異なります。それ以外の場合、現在のシーンは現行バージョンの Autodesk 3ds Max 形式のままになります。Autodesk 3ds Max 現行バージョンを使用した[保存](Save)および[名前を付けて保存](Save As)では、両方のシーンに同じファイル名を指定しない限り、旧バージョンのファイルは上書きされません。3ds Max で旧バージョンのシーンを開くと、シーンは自動的に最新の形式に変換されます。この場合、[保存](Save)を使用すると元のシーンが上書きされます。

アプリケーション メニュー[プロパティ](Properties)[ファイル プロパティ](File Properties)[ファイル プロパティ](File Properties)ダイアログ ボックス[内容](Contents)タブを選択することにより、シーンがどのバージョンで保存されたかを調べることができます。3ds Max 2015 シーンは「バージョンとして保存: 17.00」(Saved As Version: 17.00)と表示され、以降の各リリースではバージョン番号が増分します。例:

3ds Max 2016 シーンのバージョン情報

3ds Max の新機能は、旧バージョンではサポートされません。より最近のバージョンで保存したシーンを旧バージョンで表示する場合、サポートされていない機能に関する警告メッセージが表示されることがあります。

注意とヒント:

• コンテナ コンテナ(MAXC ファイル)が同じバージョン形式で保存されている場合のみ、旧バージョンのシーンでコンテナを継承することができます。
• FBX へのファイル リンク 旧バージョンのシーンでは、ファイルを旧形式で保存する前に 3ds Max でジオメトリをバインド([リンクを管理](Manage Links)ダイアログ ボックス[ファイル](Files)パネル[バインド](Bind)ボタン)した場合にのみ、FBX ジオメトリが表示されます。FBX ジオメトリをバインドすると、ライブ ファイル リンク接続は切断されます。
• 外部参照シーンおよび外部参照オブジェクト 相互参照シーンとオブジェクトは、対応するバージョンとして保存する必要があります。3ds Max の新しいバージョンから古いバージョンにシーンまたはオブジェクトを相互参照すると、ファイルが見つからないことを示すメッセージが表示されます。これを避けるには、相互参照ファイルを旧形式で保存します。
• ベベル プロファイル モディファイヤ 改善された方法を使用して作成されたベベル プロファイルを含むオブジェクトは、従来の方法を使用した場合と同様に保存されます。