[オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックス

[オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスには 2 つの基本色のパレットが表示されます。このパレットを使用して、オブジェクトのワイヤフレームの色を指定します。シェーディングしたビューポートのサーフェス カラーも、このパレットの色で表示されます。

ランダム カラーの割り当てを使用する

既定では、3ds Max でオブジェクトを作成すると、ランダムに色が割り当てられます。割り当てられる色は、[オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスの現在のパレットから選択されます。[カスタマイズ](Customize) [基本設定](Preferences) [一般](General)パネル [新規ノードを既定値でレイヤ単位にする](Default to By Layer for New Nodes)をオンにすると、オブジェクトはレイヤ別にカラー セットを割り当てられます。

それぞれのオブジェクトごとに、[オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスの[レイヤ別](By Layer)と[オブジェクト別](By Object)の切り替えボタンをクリックして、オブジェクト カラーの設定方法を変更できます。

カスタム カラーの定義

3ds max パレットを使用すると、[オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスには、16 色のカラー見本のパレットが表示されます。[カスタム カラー](Custom Colors)からカラー見本を選択し、[カラーを作成](Add Custom Colors)をクリックして、16 色のカラー見本のそれぞれに任意の色を定義できます。

パレットの切り替え

該当する[基本カラー](Basic Colors)切り替えボタンをクリックして、2 種類の[オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスを必要に応じて切り替えることができます。

手順

オブジェクト カラーを設定するには:

  1. 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。
  2. コマンド パネルで[オブジェクト名](Object Name)フィールドの右のカラー サンプルをクリックし、[オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスを表示します。
  3. [オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスに[レイヤ別](By Layer)ボタンが表示されている場合は、クリックすると、ボタンのラベルが[オブジェクト別](By Object)に切り替わります。
  4. パレット内の任意のカラー見本をクリックし、[OK]をクリックして選択した色を適用します。

同じ色のオブジェクトを複数作成するには:

カスタム カラーを定義するには:

  1. [3ds max パレット](3ds Max palette)オプションを有効にし、16 色のカスタム カラー見本のいずれかをクリックします。
  2. [カラーを作成](Add Custom Colors)ボタンをクリックして、[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスを開きます。
  3. カスタム カラーを定義し、[カラーを追加](Add Color)ボタンをクリックします。

    定義したカスタム カラーが、[オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスで選択したカラー見本に反映され、[現在のカラー]( current color)になります。

シーン内のオブジェクトのカスタム カラーをカスタム カラー見本にコピーするには:

同じ色のオブジェクトを一括選択するには:

インタフェース

パレット

以下のいずれかを選択:

  • [3ds max パレット](3ds Max palette) 選択した場合、ダイアログ ボックスに[基本カラー](Basic Colors)グループと[カスタム カラー](Custom Colors)グループが表示され、カスタム カラーを追加するオプションを使用できます。
  • [AutoCAD ACI パレット](AutoCAD ACI palette) 選択した場合、AutoCAD ACI パレットが表示されます。色をクリックすると、その ACI# がダイアログ ボックスの下部に表示されます。
基本カラー

64 色の既定値のカラーであり、[3ds max パレット](3ds Max Palette)がアクティブな場合にのみ有効になります。

カスタム カラー

[3ds max パレット](3ds Max Palette)がアクティブな場合に、16 色のカスタム カラーが表示されます。カスタム カラーを選択するには、そのカラー見本を選択します。カスタム カラーを定義または変更するには、そのカラー見本をクリックしてから[カラーを作成](Add Custom Colors)ボタンをクリックします。

カラーを作成

[3ds max パレット](3ds Max Palette)がアクティブな場合にのみ有効になります。このオプションをクリックすると、[カラー セレクタ](Color Selector)が表示されます。これを使用して、現在選択されているカスタム カラーを変更できます。基本カラーを選択して[カラーを作成](Add Custom Colors)ボタンをクリックすると、[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスを開く前にダイアログ ボックスの[現在のカラー](Current Color)が最初のカスタム カラーに切り替わります。

オブジェクト別/レイヤ別
オブジェクトのカラーを直接設定するか、そのレイヤのカラーを使用するかを切り替えます。
  • [オブジェクト別](By Object): [オブジェクト カラー](Object Color)ダイアログ ボックスで新しいカラーを選択すると、ビューポート内のオブジェクトのワイヤフレーム カラーが変更されます。
  • [レイヤ別](By Layer): オブジェクトが属するレイヤのカラーが使用されます。このダイアログ ボックスおよびコマンド パネルに表示されているように、[レイヤ別](By Layer)に設定されたオブジェクトのカラー見本はモノクロになります: 。シーン エクスプローラのオブジェクトのカラー見本はこのようになります:

    レイヤのカラーを変更するには、レイヤ エクスプローラを使用します。

レイヤには使用できません。

ACI#

選択した色の ACI 番号が表示されます。AutoCAD ACI パレットがアクティブな場合にのみ有効になります。

カラーによる選択

[オブジェクトを選択](Select Objects)ダイアログ ボックスが表示され、現在のカラーをワイヤフレーム カラーとして使用しているすべてのオブジェクトが一覧表示されます。

注: このボタンは、シーン内の最低 1 つのオブジェクトが、現在のカラーをワイヤフレーム カラーとして使用している場合にのみ有効になります。
ランダム カラーを割り当て

オンにすると、3ds Max で作成された各オブジェクトに、カラーがランダムに割り当てられます。オフにすると、3ds Max で作成された各オブジェクトに、カラー見本を変更しない限り、同じカラーが割り当てられます。この設定は、カラーの設定方法として[オブジェクト別](By Object)を選択している場合にのみ、ワイヤフレーム カラーに影響します。

アクティブ カラー

アクティブなカラー(オブジェクトが選択されていない場合)、または現在のカラーを表示します。カラー見本をクリックすると、[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスが表示され、ここでカスタム カラーを混合できます。