データ チャネル モディファイヤは、複雑なモデリング操作を自動化する、幅広い用途に使用できるツールです。一連のコントロールを使用してメッシュ データをパイプ処理することにより、変更に伴って動的に更新されるさまざまなエフェクト効果を実現することができます。

[データ チャネル](Data Channel)モディファイヤを使用して、曲率データで特定の地形機能を特定する例を示します。このプロセス スタックを使用すると、積雪などをリアルに表現するために領域をマスクし、追加のモデリングを行った後に自動的に更新することができます。
3D オブジェクトは、ジオメトリ、頂点カラーの設定、ワールド座標、選択、テクスチャ マッピング情報などのアトリビュートを定義するさまざまなデータ サブカテゴリで構成されています。各サブカテゴリのデータは独立したチャネルに保存されています。データ チャネル モディファイヤを使用すると、スタック内を通過するさまざまなプロセスをさまざまなデータ チャネルに適用することができます。オブジェクトの状態が変わると、すべての変換が自動的に更新されます。
データ チャネル モディファイヤは、各種状態に応じてマテリアルをブレンドする、出力に応じて変形を作成する、またはチャネル間でデータを動的にコピーして保存するなど、手の込んだ操作を自動化する場合に便利です。データはカラーのグラデーションとしてビューポート内で直接表示することができます。
データ チャネルを操作するには、オペレータというコンポーネントを使用します。追加されたオペレータは、[データ チャネル モディファイヤ](Data Channel modifier)パネルのスタックに配置されます。データ チャネルは、オペレータ リスト内を上から下に移動するときに、定期的に処理されます。オペレータをドラッグしてスタック内にドロップすることにより、プロセスを適用する順番を変更できます。
スタックの構築に使用されるオペレータには、[入力](Input)
、[処理](Process)
、および[出力](Output)
の 3 つの種類があります。
スタックには次のオペレータを含める必要があります。
スタックには次のオペレータも含めることができます。
ほとんどのオペレータは特定のジオメトリック チャネルを対象としていて、エッジ
、面
、または頂点
データを変換します。例外的に、いくつかの処理オペレータは任意の種類のデータと交換可能です。[サブオブジェクト タイプに変換](Convert to SubObject Type)が使用されている場合を除き、さまざまな種類のデータを変換するオペレータを同じスタックに含めることはできません。オペレータが適切に追加されていない場合(たとえば、頂点を処理するオペレータが[エッジ入力](Edge Input)オペレータの後に配置されている場合)は、エラー アイコンが表示され、スタック内にオペレータ名が赤で表示されます。


