NURBS のアニメーション、テクスチャ、レンダリング

次に説明するのは、NURBS モデルをアニメートし、アニメートされた NURBS モデルでテクスチャを使用する場合のヒントです。

• 大きくなるサーフェスをアニメートする簡単な方法は、トリミング付きのカーブ ポイントをカーブ上に置き、カーブ ポイントの U 位置をアニメートしてから、このカーブを 1-レール スウィープ サーフェスのレールとして使用することです。トリムされたレールが増えると、スウィープ サーフェスも増えます。カーブをトリムしてから、スウィープ サーフェスを作成する必要があります。
• レンダリングしたイメージのサーフェス間にずれが生じた場合は、サーフェス近似設定のレンダリングに使用する[合成](Merge)の値を大きくします。
• アニメーション中にテクスチャがサーフェス上でスライドする場合、テクスチャ サーフェスで[コードの長さ](Chord-Length)のパラメータ再設定の値に既定値を使用したことが原因です。サーフェスを選択してから、[マテリアル プロパティ](Material Properties)ロールアウトで、パラメータ再設定を[ユーザ定義](User Defined)に変更します。これでテクスチャはサーフェスに固定されます。
• [UVW マップ](UVW Map)モディファイヤを使用して、アニメートされた NURBS サーフェスにテクスチャを適用することは避けてください。
• アニメーション中、サーフェスの方向に移動すると、そのサーフェスが光ったり飛び跳ねたりするように見えるのは、[サーフェス近似](Surface Approximation)ロールアウトにある[ビュー従属](View Dependent)面分割がオンになっていて、その面分割が常に変化しているためです。通常はこのチェック ボックスにチェックマークを付けても視覚的な変化は生じませんが、何らかの変化が発生する場合は、このチェック ボックスのチェックマークを消してください。
• アニメーション中に、サーフェスを変更するとサーフェスが光ったり飛び跳ねたりするように見えるのは、サーフェスがアニメートされるときに面分割が変化しているためです。[サーフェス近似](Surface Approximation)ロールアウトでサーフェス近似を[通常](Regular)に変更すると、この問題は解決されます。また、パラメータによる面分割でも、U ロフトと UV ロフトを除くあらゆる種類のサーフェスに対して、この問題が解消されます。
• [ビュー従属](View Dependent)チェック ボックスの設定があまり影響していないように見える場合は、[サーフェス近似](Surface Approximation)ロールアウトで面分割を[曲率](Curvature)から[間隔](Spatial)に変更してください。面の数に劇的な変化が生じます。
• マップが 2 つ以上のサーフェスをタイリングしないでスムーズにカバーするためには、元のサーフェスをカバーできる形を持ち、元のサーフェスに大まかに一致するサーフェスを別に作成します。テクスチャを大きなサーフェスに適用します。元のサーフェスの[マテリアル プロパティ](Material Properties)ロールアウトで、[テクスチャのサーフェス](Texture Surface)を[投影](Projected)に設定し、[ソース サーフェスを選択](Pick Source Surface)ボタンをクリックして大きなサーフェスを選択します。大きなサーフェスでマップ投影を調整します。レンダリングの前に大きなサーフェスを非表示にします。
• サーフェス サブオブジェクトにさまざまなマップを配置するには、異なるマッピング座標で、複数のマップ チャネルを使用します。[マテリアル プロパティ](Material Properties)ロールアウトで、[マップ チャネル](Map Channel)の値を変更してから、[マッピング座標を生成](Generate Mapping Coordinates)チェック ボックスにチェックマークを付けます。各マップ チャネルに個別にマッピング座標セットが必要です。

  NURBS サーフェス サブオブジェクトでは、マップ チャネルを直接設定できるため、他のオブジェクトのように UVW マップを適用する必要がありません。

• マップとサーフェス サブオブジェクトの位置が思ったとおりに合わない場合、[マテリアル プロパティ](Material Properties)ロールアウトで、[テクスチャのサーフェス](Texture Surface)に[ユーザ定義](User Defined)を選択して、[テクスチャ ポイントを編集](Edit Texture Points)または[テクスチャ サーフェスを編集](Edit Texture Surface)ダイアログ ボックスを使用してテクスチャ サーフェスのポイントを移動します。
• マップとサーフェス サブオブジェクトのエッジを合わせるには、[マテリアル プロパティ](Material Properties)ロールアウト の[テクスチャのコーナー](Texture Corner)領域の設定を使用します。