[位置コントローラ](Position Controller)ロールアウト

オブジェクトの親シェイプまたはサーフェスのジオメトリに対する、オブジェクトの静的な位置およびアニメートされた位置をコントロールします。

ヒント: 複数のオブジェクトの配置パラメータに対するグローバルなコントロールは、[配置されたオブジェクト マネージャ](Placed Object Manager)で使用することができます。

[トラッキング](Tracking)タブ

[親シェイプ](Parent Shape)領域

[親シェイプ](parent shape)ボタン
オブジェクトの位置は、その[親シェイプ](parent shape)のパスによって定義されます。 別の親シェイプを選択するには、このボタンをクリックします。 オブジェクトは、新しい親シェイプのパスによって定義された新しい位置に移動します。

親シェイプを変更しても、そのピアに対するオブジェクトのリンクは、同一のインスタンス化されたオブジェクト セットから除去されません(詳細については次を参照)。

[X]ボタン
クリックすると、オブジェクトが独立します。 親シェイプの子ではなくなり、その位置は標準の XYZ 位置コントローラによってコントロールされるようになります。
トラック方向
オンにすると、オブジェクトの回転は、オブジェクトの挿入ポイントの参照シェイプの接線をフォローします。 通常は、常に親シェイプの方向をフォローする必要のある、ランプ列や車両のようなオブジェクトに対してこのオプションをオンにします。 ランダムに適用される回転を持つツリーのようなオブジェクトに対しては、オフにします。
縦方向プロファイルをトラック
オンにすると、オブジェクトの傾きには、オブジェクトの挿入ポイントの親シェイプの垂直勾配が考慮されます。 オフにすると、オブジェクトは常に完全に水平に保たれます。 通常は、常に親シェイプのロングフォール(勾配)を考慮する必要がある車両に対して、これをオンにします。 常に直立に保つランプ列やツリーなどのオブジェクトに対しては、オフにします。

[縦方向プロファイルをトラック](Track Longitudinal Profile)は、[トラック サーフェス法線](Track Surface Normals)がオンの場合は無視されます(次を参照)。

ステーション ループ
オンにすると、アニメート オブジェクトは、アニメーション シーケンスの終点に達したときに親シェイプの始点に戻ります(この動作は十分なフレームが使用できることを想定しています)。
ヒント: Civil View の既定のステーション ループ設定は、Civil View [基本設定](Preferences)パネルで定義します。

[親サーフェス](Parent Surface)領域

オブジェクトは、シェイプのパスをフォローするだけでなく、サーフェス地表をトラックすることもできます。 これにより、親シェイプから取得した Z 値(オブジェクトの高さ)を効率的に上書きします。 この機能によって、オブジェクトを常に確実に地盤サーフェス上に配置できますが、慎重に使用する必要があります。 この機能は、特にアニメート オブジェクトを使用する場合に 3ds Max のパフォーマンスに重大な影響を与える可能性があります。

このコントロール領域は、カメラ オブジェクト以外のすべてのオブジェクトで使用できます。 カメラの位置は、親シェイプでのみコントロールできます。

親サーフェス ボタン

親サーフェスを選択する、またはサーフェスの現在の割り当てを変更するには、このボタンをクリックします。

[X]ボタン
クリックすると、オブジェクトがサーフェスの子ではなくなります。
トラック サーフェス法線

オンにすると、下にあるサーフェスの勾配に合わせて、オブジェクトが傾きます。 これは、特別なアニメーション指示をすることなく、道路サーフェス上の車両を常に自動的にさまざまな片勾配上で走らせる場合に特に便利です。 通常は、ほとんど常に直立して配置される街路上の備品に対しては、このオプションをオフにします。

[位置](Position)タブ

[ステーション制御](Station Control)領域

スライダおよびスピナー
オブジェクトの縦位置を親シェイプに沿ってコントロールします。 スライダ コントロールは位置を大まかに変更するために使用し、[スピナー](spinner)は細かな調整を行うために使用します。

ステーションは、現在の[シェイプ オブジェクト](shape object)で現在選択している[スプライン](spline)の始点から測定されます。

[相対位置](Relative Position)領域

[水平オフセット](Horiz. Offset)
親シェイプからの水平オフセットを設定します。 この値はワールド単位で表示されます。
[垂直オフセット](Vert. Offset)
このスピナーの効果は、親サーフェスがアクティブであるかどうかによって異なります。
  • 親サーフェスを指定しなかった場合は、垂直オフセットは親シェイプの現在の位置の Z 値に応じて変わります。

  • 親サーフェスを指定していて、そのサーフェスの一部がオブジェクトの現在の位置の下で検出された場合、垂直オフセットはそのサーフェスに応じて変わります。 親サーフェスを指定していて、Civil View が現在のオブジェクト位置の下でサーフェスを検出できない場合は、垂直オフセットは親シェイプからのみ取得します。

回転角度
オブジェクトの現在の位置でオブジェクトの回転を設定します。 回転はローカルに表現されます。つまり、親シェイプおよび親サーフェスから取得した回転値に加えて、適用されます。 そのため、ここで値を 45 度に指定すると、オブジェクトは通常、挿入位置の親シェイプの方向に対して常に 45 度の向きに保たれます。 パス回転機能がアクティブではない場合は、回転は北方向から適用されます。
スプライン
単一の親シェイプに、複数の[スプライン](splines)を含めることができます(これは、MX での不連続の使用に似ています)。 このスピナーでは、親シェイプ内のどのスプラインにオブジェクトを割り当てるかをコントロールします。 シェイプ オブジェクト全体の始点からではなく、現在選択しているスプラインの始点からの距離に応じて使用される巻尺値。

このスピナーは、親シェイプに複数のスプラインが含まれる場合にのみ使用できます。

配置されたオブジェクトにアタッチ
オブジェクトは、親シェイプのパスによってコントロールするだけでなく、それぞれの親シェイプによって同様にコントロールされる他のオブジェクトにもアタッチすることもできます。 つまり、単一のオブジェクトで一連の子オブジェクトの位置をコントロールできます。 たとえば、一連の標識をガントリ オブジェクトにアタッチするためにこの機能を使用できるので、ガントリの位置が変わり続ける場合でも、標識は常に適切に再配置されます。

このオプションを使用するには、このボタンをクリックして、現在のオブジェクトをアタッチする新しい親オブジェクトを選択します。 [Civil View エクスプローラ](Civil View Explorer)パネルの[位置コントローラ](Position Controller)ロールアウトが、[アタッチメント コントローラ](Attachment Controller)ロールアウトに置き換わります。このロールアウトでは、新しくアタッチされたオブジェクトをその新しい親オブジェクトからローカルにオフセットできます。

アニメーション コントロール

巻尺のアニメート、オフセット、および回転の設定を行うことができます。 そのために、これらのパラメータに隣接する[A]ボタンおよび[E]ボタンを使用します。

[A]ボタン: アニメーション モード
パラメータをアニメートした場合、このボタンがオンになります。

現在オブジェクトがアニメートされていない場合は、このボタンをクリックして、定数のアニメート値をパラメータに追加します。 これにより、[E](アニメーションの編集)ボタンを使用して、アニメーションをより詳細に編集できるようになります。

このパラメータからアニメーションを除去するには、このボタンをクリックしてオフにします。

[E]ボタン: アニメーションの編集
パラメータをアニメートした場合、このボタンが有効になります。 既定では、一定アニメーションはキーを 2 つ作成します。

このボタンをクリックすると、Civil View アニメーション エディタが開きます。 このダイアログ ボックスで、キーを編集することができます。 設定項目は次のとおりです。

  • オブジェクトの速度を変更する。
  • 二車線道路で車両が車線を変更するように、水平オフセットを変更する。
  • 垂直オフセットと、ドライブスルー カメラおよびフライスルー カメラの回転を変更する。