このロールアウトには、アニメーション トラックを自動的にマッピングするためのコントロールと、画面を見やすくするために表示するトラックを絞り込むフィルタを設定するコントロールで構成されます。
インタフェース
[マップ ノード](Map Nodes)領域
これらのコントロールでは、名前別または階層順の自動マッピングを実行できます。最初にノード(オブジェクト)名によるマッピングが行われ、次に各ノードの階層内でコントローラ(トラック)名によるマッピングが行われます。
自動マッピングの既定値の方法は、ノードによる場合もコントローラによる場合も[正確な名前](Exact Name)です。最初に[マップ アニメーション](Map Animation)ダイアログ ボックスを開いたときに、名前が完全に一致するノード/コントローラの組み合わせが自動的にマッピングされます。マッピングを変更するには、[マッピング](Mapped)リストで既存の割り当てを解除(既存の割り当てをハイライトしてから[->]ボタンをクリック)して、別の方法を選択します。
- 正確な名前
- ノードが名前によってマッピングされます。名前が完全には一致しない場合、それらのトラックはマッピングされず、ステータス ラインにマッピングされなかったノードの数が表示されます。
- 近い名前
- 複数のオブジェクト名から一致する名前を見つけます。[コントローラ](Controller)オプション(下記参照)を使って一致を確定します。
たとえば、取り込むトラックの名前が R Toe 01 で、[カレント](Current)リストで Right Index Toe と R Toe Helper の間にあるトラックが選択されている場合は、コントローラ構造を確認し、名前、タイプ、または階層順で比較することによって、取り込むトラックに最も近いノードを判断しようとします。選択されているトラックがこのように近いものの場合、ステータス ラインに別の近い名前のトラックが見つかったことが報告され、[取り込み](incoming)リストの中で近い名前だけれどもマッピングされていないノードが赤色でハイライトされます。
- 階層
- 上のオプションを無効にします。このオプションでは、ノード順にマッピングされます。たとえば、[コントローラ](Controller)を[オーダー](Order)に設定し、脚が Bone01 にマッピングされている場合、Bone01 > Bone02 > Bone03 は Leg > Calf > Foot にマッピングされます。[階層](Hierarchy)オプションでは名前は無視されます。
- [コントローラ](Controller)領域
- ノード内での自動マッピングの実行方法を決定します。
- タイプ
- チェックマークを付けると、同じタイプのコントローラの間だけでマッピングされます。タイプの異なるコントローラ間のマッピングが禁止されます。たとえば、[ノイズ](Noise)などのコントローラとそのパラメータは、別の[ノイズ](Noise)コントローラだけにマッピングされます。既定値ではチェックマークは付いていません。
[フィルタ](Filters)領域
[フィルタ](Filters)オプションは、トラック ビューの使用できるフィルタと似ていて、特定のタイプのトラックだけが表示されるようにします。フィルタを利用すると、特定のトラックだけが表示されて、残りのトラックが表示されなくなるため、大きくて複雑なアニメーションを設定しやすくなります。
ここでは、チェックマークを付けた場合のフィルタの動作について説明します。特に説明している場合を除いて、チェックマークを付けないトラック タイプは非表示になります。チェックマークを付けた他のフィルタによって表示が許可されている場合は、トラックが非表示になりません。
注: [取り込み](Incoming)リストには、
XAF ファイルに保存されているアニメーション トラックだけが表示され、使用できないトラックは表示できません。たとえば、オブジェクトの作成パラメータをアニメートしない場合は、[基本オブジェクト](Base Objects)スイッチを切り替えても[取り込み](Incoming)リストの内容は変わりません。
- [カレント](Current)/[取り込み](Incoming)
- フィルタを[カレント](Current)リストまたは[取り込み](Incoming)リストのどちらに適用するかを決定します。
- ロック
- [ロック](Lock)ボタンがオンの場合、フィルタは両方のリストに適用されます。既定値でロックされています。
[ロック](Lock)ボタンがオフの場合は、どちらかのリストだけにフィルタが適用され、3ds Max にはフィルタ パラメータのチェックマークの状態が記憶されます。
- アニメーション設定トラック
- アニメーション キーを含むトラックを表示します。
- コンストレイントを含む
- アニメートされない場合でも、コンストレイント トラックを表示します。
- キー設定可能なトラック
- アニメーションが含まれているかどうかに関係なく、キー設定可能に設定されているトラックを表示します。
- マップされていないトラック
- チェックマークを付けると、マッピングされていないトラックが非表示になります。チェックマークをはずすと、すべてのトラックが表示されます。
- 可視トラック
- 可視トラックを表示します。
- ノート トラック
- ノート トラックを表示します。 ノート トラックがマッピングされると、それらのノートが現在のシーン内の既存のノート トラックに追加されます。
- カスタム アトリビュート
- カスタム アトリビュート トラックを表示します。
- コントローラ タイプ
- コントローラ タイプ(名前)をリストに表示します。たとえば、X 位置のトラックは「X 位置: ベジェ実数」と表示されます。
- IK コントローラ
- IK コントローラを表示します。
- モディファイヤ
- アニメート可能なモディファイヤ トラックを表示します。
注: モディファイヤ トラックを[カレント](Current)列に表示するには、[基本オブジェクト](Base Objects)フィルタにもチェックマークを付ける必要があります。
- 基本オブジェクト
- ボックスや球体などのパラメトリック オブジェクトの作成パラメータ トラックを表示します。
- マップ パラメータ
- ビットマップ用のタイリングやミックス用のミキシング量のマップなどの、マップ トラックを表示します。
- マテリアル パラメータ
- アニメートされた[拡散反射光](Diffuse)のカラー値や[不透明度](Opacity)など、マテリアルのトラックを表示します。
- エクスポーズ ワールド変換
- ワールド変換のトラックを表示します。[エクスポーズ ワールド変換](Exposed World Transform)という名前の 1 つのトラックを使用して、2 つのオブジェクト間のすべての変換アニメーションをマッピングできます。
- 変換
- エクスポーズされたワールド変換以外のすべての変換の表示を有効または無効にします。個々の変換の表示は、下に表示されているチェックボックスを使用して切り替えます。
- [ローカル X]、[ローカル Y]、[ローカル Z][位置](Position)チェック ボックスではすべての[位置](Position)トラックの表示、非表示を切り替えることができ、[X]/[Y]/[Z]チェック ボックスでは各軸のトラックの表示、非表示を切り替えることができます。
- [回転](Rotation)/[X]/[Y]/[Z][回転](Rotation)チェック ボックスではすべての[回転](Rotation)トラックの表示、非表示を切り替えることができ、[X]/[Y]/[Z]チェック ボックスでは各軸のトラックの表示、非表示を切り替えることができます。
- [スケール](Scale)/[X]/[Y]/[Z][スケール](Scale)チェック ボックスではすべての[スケール](Scale)トラックの表示、非表示を切り替えることができ、[X]/[Y]/[Z]チェック ボックスでは各軸のトラックの表示、非表示を切り替えることができます。