トラック編集について

3ds Max では、トラックとして表されたアニメーションをいくつかの場所に表示できます。これらのビューには、トラック バートラック ビューがあります。トラックは、ファンクション カーブまたはボックス グラフ上のキーおよび範囲として表示されます。character studio では、ファンクション カーブ エディタ機能とカスタマイズされたトラック ビューのカーブ エディタ(アニメーション ワークベンチ)を使用します。

トラック バーを使った Biped カーブの編集

[モーション](Motion)パネルのキーフレーム ツールを使ってビューポイント内の Biped のアニメーションを作成したら、アニメーション トラックを操作する必要があります。たとえば、なめらかな動きを実現するためのキー補間を調整したり、範囲と影響のタイミングを調整したりします。すべてのシーン オブジェクトに対してキーを直接操作することでこうした調整を行う場合、3ds Max にはいくつかの基本的な方法があります。

最も簡単かつ直接的なのは、トラック バーからキーや範囲にアクセスする方法です。Biped オブジェクトのキーを選択すると、すぐにこの場所に表示されます。いくつか制限はありますが、トラック バーで Shift キーを押しながらドラッグする方法でキーを作成できます。任意のキーを右クリックしてメニューを開き、このメニューから項目を選択すると、キーのプロパティ(補間制御など)に簡単にアクセスできます。[モーション](Motion)パネル [コントローラを割り当て](Assign Controller)ロールアウトにあるリストからも[キーのプロパティ](Key Properties)ダイアログ ボックスにアクセスできます。

タイム スライダを右クリックして[キーを作成](Create Key)ダイアログ ボックスを表示するという方法でも、簡単にキーフレームを設定できます。

任意の 2 つのキーを選択すると、両方のキーの下に範囲を表すバーが表示されます。この範囲バーの位置やサイズは、アニメーションのタイミングに合わせて変更できます。アクセラレータ キー([Ctrl]キー、[Alt]キーなど)をマウスの左ボタン、中央ボタン、右ボタンと組み合わせて、トラック バーに表示される範囲を調整できます。

トラック バーを伸ばすと、ファンクション カーブ上のキーが表示されるようになります。ここからキーを選択したり、操作できます。

トラック ビュー内での Biped カーブの編集

トラック ビューでも同じようにファンクション カーブの編集コントロールができます。トラック ビューには、カーブ エディタとドープ シートという 2 つのモードがあります。

character studio では、トラック ビューのカーブ エディタ内に Biped コンポーネントのファンクション カーブを表示できます。カーブを表示すると、アニメーション内の問題箇所を特定しやすくなります。カーブのどこに問題があるのか(ビューポート アニメーション内のモーションの問題に関連している場合が多い)を視覚的に確認できるからです。キーを移動したり、接線タイプまたは接線ハンドルを調整して、カーブ上のキーを修正します。

ドープ シート モードでは、足跡とその他の Biped キーがボックスとして表示されます。キーをカット、コピー、ペーストして、繰り返しのモーションを作成できます。ドープ シート モードの時間編集機能を使って、カット、コピー、ペーストの操作を実行したり、アニメーションにタイム セグメントを挿入したり、キーを作成したりできます。