トラック ビュー

トラック ビューには、シーンのアニメーション データを表示および変更できる、2 つのグラフベースのエディタがあります。また、オブジェクトのすべてのキーとパラメータを補間し制御するアニメーション コントローラをシーンで割り当てることができます。

トラック ビューでは、カーブ エディタとドープ シートという 2 つの異なるモードが使われます。カーブ エディタ モードは、ファンクション カーブとしてアニメーションを表示されますが、ドープ シート アニメーションは、キーおよび範囲のスプレッドシートとして表示されます。キーは、見分けやすいように色分けされています。キーの移動や削除など、トラック ビューの一部の機能は、タイム スライダの近くのトラック バーでも実行できます。トラック バーを広げてカーブを表示することもできます。既定では、フローティング ウィンドウとしてカーブ エディタとドープ シートが開きますが、インタフェースの下部でビューポートに固定したり、ビューポートで開いたりすることもできます。トラック ビューのレイアウトに名前を付けてバッファに保存し、後で再利用できます。トラック ビューのレイアウトは .max シーン ファイルに保存されます。

ソフトウェアは、最後に使用したトラック ビューのレイアウトを記憶し、次回トラック ビューを開くときに自動でレイアウトを読み込みます。

トラック ビュー - カーブ エディタ

トラック ビュー - ドープ シート(キーを編集)

トラック ビューの一般的な用途

トラック ビューでは、シーン管理やアニメーション制御に関するさまざまなタスクを実行できます。トラック ビューは次の用途に使用します。

手順

コントローラが効果を発揮するフレームを変更するには:

    コントローラかコンストレイントをオブジェクトのモーションに適用した場合、コントローラが効果を発揮するフレーム範囲は、現在のアクティブ タイム セグメントによって決まります。アクティブ タイム セグメントやアニメーションの長さを変更しても、コントローラが影響する期間は変化しません。パス コンストレイントなどのコントローラを適用した場合は、キーが自動的に設定されることがあり、これを使用してこの範囲を変更できます。ただし、ノイズ コントローラなどのその他のコントローラの場合、キーは自動的に設定されません。このような場合は、次の手順を実行してください。

  1. オブジェクトを選択して右クリックし、メニューから[カーブ エディタ](Curve Editor)を選択します。
  2. オブジェクト階層を展開し、調整するトラックを探します。
  3. [編集](Edit)メニューから[ドープ シート](Dope Sheet)を選択します。
  4. ドープ シートの[範囲を編集](Edit Ranges)をクリックします。
  5. 端点をドラッグして範囲を調整したり、端点間をドラッグしてアニメーションでの位置を調整したりします。

    詳細については、「ドープシートの概要」を参照してください。

トラック ビュー(どちらのモードも可)でキーを選択するには:

注: [ドープ シート](Dope Sheet)の[範囲を編集](Edit Ranges)モードにしている場合は、[時間を選択](Select Time)を使用して複数のキーを選択できます。

トラック ビュー(どちらのモードも可)でキーを削除するには:

  1. カーブ エディタ上かドープ シート上でキーを選択します。
  2. Delete を押して、選択したキーを削除します。

トラック ビューを常にセカンド モニタで表示するには:

    デュアル モニタ設定を実行している場合は、スクリプトを編集してトラック ビューを右側モニタで表示できます。

  1. メイン ツールバーで[カーブ エディタ](Curve Editor)を右クリックし、[マクロ スクリプトを編集](Edit Macro Script)を選択します。

    [トラック ビュー - ファンクション カーブ エディタ](Track View – Function Curve Editor)ダイアログ ボックスを開くための MAXScript スクリプトが表示されます。

  2. 次の行を特定します。 
    if (trackviews.open "Track View - Curve Editor" layoutName:"Function Curve Layout") == true then
  3. この行を以下の行で置き換えます。 
    max_window = getMaxWindowSize() --get Desktop size if (trackviews.open "Track View - Curve Editor" layoutName:"Function Curve Layout" pos:[max_window.x/2,0] height:max_window.y width:(max_window.x/2) ) == true then
  4. スクリプトを保存し、3ds Max を再起動します。

デスクトップの右半分に、新しいセッションのトラック ビューが開きます。デュアル モニタ設定で幅を倍にしている場合は、セカンド モニタでトラック ビューが開きます。シングル モニタの場合は、そのモニタの右半分でトラック ビューが開きます。また、たとえば 1024 x 768 で 2 つのモニタを実行している場合は、pos:[1024,0] height:768 width:1024 のように、独自の数値を入力できます。

ビューポートにトラック ビューを開くには:

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