一部の操作は元に戻すことができません。たとえば、[集約](Collapse)ユーティリティまたは[変換をリセット](Reset Transform)ユーティリティを適用したり、ファイルを保存すると、古いファイルが上書きされます。このような場合は、[一時保存](Hold)を先に実行しておけば、取り消しが可能になります。実行前の状態に戻すには、[一時保存を呼び出し](Fetch)を実行します。[一時保存](Hold)と[一時保存を呼び出し](Fetch)は、どちらも[編集](Edit)メニューに含まれるコマンドです。
元に戻すことができる操作を実行すると、[編集](Edit)メニューの[元に戻す](Undo)コマンドに、元に戻せる操作の名前が表示されます。また、操作を元に戻すと、[編集](Edit)メニューの[やり直し](Redo)コマンドに、やり直すことのできる操作の名前が表示されます。
[元に戻す](Undo)と[やり直し](Redo)は、クイック アクセス ツールバーとメイン ツールバー上のボタンからも利用することができます。クイック アクセス ツールバーでは、[元に戻す](Undo)または[やり直し](Redo)の下向き矢印をクリックすると、ドロップダウン リストに最近行った操作のリストが表示されます。メイン ツールバーでは、[元に戻す](Undo)または[やり直し](Redo)ボタンを右クリックすると、最近行った操作のリストが表示されます。これらの操作は、ハイライト表示して[元に戻す](Undo)または[やり直し](Redo)コマンドを使用する操作を繰り返せば、任意の数のコマンドを順番に元に戻したりやり直すことができます。標準では、直前に実行した操作を 20 件までさかのぼって取り消すことができます。取り消し可能な操作の数は、[カスタマイズ](Customize) [基本設定](Preferences) [一般](General)パネル [シーンを元に戻す](Scene Undo)領域を使って変更できます。
オブジェクトを作成しているとき、その作成操作は 3ds Max で記録され、[編集](Edit)メニュー内でアクティブになっている[元に戻す](Undo)コマンドの横に表示されます。記録された作成操作を[元に戻す](Undo)で取り消すと、今度は[編集](Edit)メニューの[やり直し](Redo)コマンドの横にその作成操作が表示されます。[編集](Edit)メニューの[元に戻す](Undo)と[やり直し](Redo)は、有効な操作が実行または記録されていない場合は使用できません。
最後に行ったアクションを元に戻すには:
次のいずれかを実行します。
いくつか前の操作まで元に戻すには:
操作を選択せずにリストを閉じるには、[キャンセル](Cancel)ボタンをクリックするか、リスト以外の任意の位置をクリックします。
いったん取り消した任意の操作を再実行するには:
特定の操作までさかのぼってやり直すには:
直前に取り消した操作から選択した操作までの連続した操作が再実行の対象になります。特定の操作だけを除外することはできません。
操作を選択せずにリストを閉じるには、[キャンセル](Cancel)ボタンをクリックするか、リスト以外の任意の位置をクリックします。