ビューポートのグリッドは、原点という共通の点で互いに直角に交差する 3 つの平面のいずれかを表します。各平面は、幾何学のデカルト座標系の基本であるワールド座標軸X、Y、Z で交差します。
ホーム グリッドを使った家の配置
ワールド座標軸による 3 つの平面をホーム グリッドといい、これを 3D ワールドの基本参照システムにしています。
オブジェクトを簡単に位置決めできるように、ビューポートごとにホーム グリッドが 1 平面だけ表示されます。上図は、1 つのパース ビューポートで 3 つすべての平面が表示された場合を想定したものです。
ホーム グリッドの軸と平面
ホーム グリッドの各平面は、2 本の軸で定義します。既定値のパース ビューポートでは、XY 平面(グラウンド プレーン)が表示され、X 軸が左右に、Y 軸が前後に配置されます。3 番目の軸である Z 軸は、原点位置からこの平面に垂直に配置されます。
上: シーンのグリッド オブジェクトが非アクティブ
下: グリッド オブジェクトがアクティブ
ホーム グリッドは、ワールド軸に合わせて配置されます。どのビューポートでもホーム グリッドの表示のオンとオフを切り替えることができますが、その方向は変更できません。
ホーム グリッドには、グリッド オブジェクトを自由に追加できます。グリッド オブジェクトとは、任意の角度で、任意のオブジェクトやサーフェスに合わせて自由に配置できる、独立したグリッドのことです。グリッド オブジェクトは作図平面として機能し、使用できるのは 1 度だけで、再利用するには削除するか保存する必要があります。精度と描画の補助機能を参照してください。
オート グリッド機能を使用すると、作業の途中で一時グリッド オブジェクトを作成してアクティブにできます。この機能を使用して、まず一時グリッドを作成し、その後でオブジェクトを作成することによって、オブジェクトのどの面とも異なるジオメトリを作成することができます。一時グリッド オブジェクトを恒久的なグリッド オブジェクトにすることもできます。オート グリッドを参照してください。