[フィルタ](Filters)ダイアログ ボックス(トラック ビュー)

[フィルタ](Filters)ダイアログ ボックスでは、[トラック ビュー](Track View)に表示する項目を選択できます。たとえば、アニメートされたトラックや選択したオブジェクトのトラックのみに表示を制限することが可能です。このダイアログ ボックスでは、ファンクション カーブの表示や、[位置](Position)、[回転](Rotation)、[スケール](Scale)、および[X 軸](X Axis)、[Y 軸](Y Axis)、[Z 軸](Z Axis)の個別の変換表示を制御することもできます。

注: 各トラック ビュー インスタンスには独自のフィルタ設定があり、そのインスタンスからフィルタ コマンドを呼び出すことによって設定します。 したがって、任意の数のアクティブなトラック ビュー ダイアログをすべて異なるフィルタ設定で指定できます。

手順

フィルタ オプションを選択するには:

  1. [キー](Keys)ツールバーで ([フィルタ](Filters))をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスから任意のフィルタ オプションを選択します。

インタフェース

[表示](Show)領域

[表示](Show)領域のオプションにより、[階層リスト](Hierarchy list)ウィンドウ内の次の項目を表示できます。

  • 階層
  • オブジェクト
  • スペース ワープをバインド
  • 変換(位置、回転、スケール、XYZ 軸の任意の組み合わせ)
  • 修正オブジェクト
  • 基本オブジェクト
  • コントローラ タイプ(既定値ではチェックマークは付いていない)
  • ノート トラック
  • 可視トラック
  • サウンド
  • マテリアル/マップ
  • マテリアル/パラメータ
  • 静的な値
  • グローバル トラック: 非オブジェクト トラック
すべて
すべての[表示](Show)チェックボックスをオンに設定します。
なし
すべての[表示](Show)チェックボックスをオフに設定します。
反転
[表示](Show)領域内で選択されているチェック ボックスの選択を解除し、選択されていないチェック ボックスを選択します。

[コントローラ タイプによる非表示](Hide by Controller Type)領域

[コントローラ タイプによる非表示](Hide By Controller Type)領域には、3ds Max で使用できるすべてのコントローラのリストが表示されます。 1 つまたは複数のコントローラ タイプを選択すると、階層リストに表示されなくなります。Ctrl + クリック、Shift + クリック、ドラッグなどの標準的な方法で、複数の項目を選択できます。

[すべて](All)、[なし](None)、[反転](Invert)
リスト内のすべての項目を選択または選択解除するか、選択/非選択状態を反転します。
注: サブコントローラを持つコントローラを非表示に設定すると、そのサブコントローラも表示されなくなります。たとえば、[位置](Position)、[回転](Rotation)、[スケール](Scale)変換コントローラを非表示に設定すると、そのサブコントローラである位置、回転、およびスケールも消去されます。

[表示のみ](Show Only)領域

アニメーション設定トラック
アニメーションを含むトラックのみ表示します。階層スイッチがオンであるか、オフであるかに関わらず、アニメートされたトラックのみが全階層とともに表示されます。
選択オブジェクト
シーン内で選択しているオブジェクトの項目のみが表示されます。シーン内でオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトの項目が階層リストに表示されます。このフィルタを使用しても、サウンドやマテリアルの表示は変化しません。
選択トラック
このフィルタの設定より前に選択している項目のみを全階層とともに表示します。 階層リスト内では、すべての項目が階層にかかわりなく左揃えで表示されます。
可視オブジェクト
ビューポート内の非表示オブジェクトをトラック ビュー階層で表示するかどうかを指定します。 このフィルタの対象は非表示オブジェクトのみです。オブジェクトのトラックの有無は考慮されません。既定値ではチェックマークが付いています。
キー設定可能なトラック
キーを受け取ることができるトラックのみが表示されます。トラック ビューの[編集](Edit)メニューで[キー使用可](Keyable)設定を使用するか、[キー可能なアイコンを表示](Show Keyable Icons)がオンの場合に表示されるキー設定可能アイコンをクリックすると、このプロパティを切り替えられます。 既定値ではチェックマークは付いていません。
ロック解除されたアトリビュート
ロックされていないトラックのみを表示します。このプロパティは、階層の右クリック メニューにある[ロック](Lock)および[ロック解除](Unlock)コマンドでコントロールできます。既定値ではチェックマークは付いていません。
アクティブ レイヤ
コントローラ ウィンドウに、アニメーション レイヤが有効な各オブジェクトのアクティブ レイヤとネストされたすべてのコントローラのみを表示します。
ヒント: [ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)に、[表示のみ](Show Only)オプションのアクションとアイコンが追加されました。すべて「フィルタ」で始まる名前で、[トラック ビュー](Track View)グループにあります。

[カテゴリによる非表示](Hide by Category)領域

この領域には、[表示](Display)パネルと同様、任意のカテゴリのトラックを非表示にする一連のチェック ボックスが含まれます。 これらのいずれかにチェックマークを付けると、そのカテゴリ全体およびすべてのサブコンポーネントが非表示になります。

[ファンクション カーブの表示](Function Curve Display)領域

アクティブの場合、領域内のチェック ボックスで、非表示にする変換、軸、および RGB カラー値を指定します。これが使用されるのは、1 つのトラックが選択された状態で 3 つの軸すべてを表示するベジェ位置コントローラなどのコントローラだけです。

注: 「W」および「A」フィルタは、Point4 コントローラ用です。「W」は、4 番目の位置用フィルタにすぎません。「A」は浮動小数点 RGBA コントローラ用(Point4 コントローラに基づく)です。