2 ショット連続オーバーモールディングでの[冷却(FEM)]解析

2 ショット連続オーバーモールディングの[冷却(FEM)]解析を実行するには、モデルのコンポーネントに加えてすべての金型構成部品が必要です。

2 ショット連続オーバーモールディングの[冷却(FEM)]は、次のメッシュ タイプでサポートされています。

また、次の[冷却(FEM)]オプションでサポートされています。

注: 各繰り返しで流動解析はサポートされていません。

射出成形シミュレーションを実行する際は、2 つの目的(冷却システム設計のための数値ツールを提供する、および後続の充填解析と保圧解析に熱境界条件を提供する)で、金型冷却解析が不可欠です。[冷却(FEM)]解析は、金型の回転盤の回転動作を考慮することによって、2 ショット オーバーモールディング プロセス中の金型温度を予測します。これには、メッシュの回転と熱接触の変更が必要です。

オーバーモールディングの冷却解析には、次を含む、成形される金型全体のレイアウトが必要です。

  1. 固定盤
  2. 回転盤
  3. 第 1 ショットの成形品の構成部品
  4. オーバーモールディング成形品の構成部品
  5. 第 1 コンポーネントのフィード システム(オプション)
  6. オーバーモールディング コンポーネントのフィード システム(オプション)
  7. 第 2 ショットの成形品の構成部品
  8. 第 2 ショットのフィード システム(オプション)
  9. 固定盤の冷却管(必要な場合)
  10. 回転盤の冷却管(必要な場合)

オーバーモールディング解析の[冷却(FEM)]の金型構成部品の例

設定が済むと、冷却ソルバーは、2 つのショットを同時に解析します。型開過程では、最終成形品が第 2 ショット位置から射出されます。金型プレートは、第 1 ショットの成形品を第 2 ショット位置に運ぶために回転され、次のショットの解析が開始されます。