2 ショット射出成形は、2 つのステップで構成される処理です。この 2 つは射出成形処理の 1 サイクルで同時に行われます。[冷却(FEM)]解析も、第 1 ショットと、第 1 ショットと第 2 ショットの組み合わせの両方で同時に実行されます。[冷却(FEM)]解析の完了後に、[充填+保圧]解析と[反り]解析も実行することができます。
前提条件
このトピックでは、次を含む 1 つのスタディが準備されていると想定しています。
ヒント: [レイヤー]ペインで異なる名前のレイヤーを使用して、これらのコンポーネントを区別します。
セットアップタスク
- 上述のスタディを含むプロジェクトを開きます。
-
()をクリックして、[熱可塑性樹脂オーバーモールディング]を選択します。
-
()をクリックして、オーバーモールディング解析に充填と反り段階を含めたかどうかに応じて、少なくとも[冷却(FEM)+充填+保圧+オーバーモールディング充填]を含む順序を選択します。
- 第 1 ショット時および第 2 ショット時の 1 番目のコンポーネントの位置を指定します。
- 第 2 ショットの 2 番目のコンポーネントの位置を指定します。
- 固定キャビティを識別します。
- 回転コアを識別します。
- 冷却管を設定します。
- 金型を含むレイヤーを除き、すべてのレイヤーを表示します。
- スタディ タスク ペインで[材料 A]をダブルクリックして、第 1 コンポーネントの冷却(FEM)および充填+ 保圧解析段階で使用する材料を選択します。
- スタディ タスク ペインで[材料 B]をダブルクリックして、第 2 コンポーネントのオーバーモールディング段階で使用する材料を選択します。
注: または、
![[材料 A]](../images/GUID-46A0CEFB-2756-43C4-8FBF-98C0A0834596.png)
および
![[材料 B]](../images/GUID-AE353011-4701-454C-A889-DF0A6D52C007.png)
()をクリックして、材料を選択します。
- スタディ タスク ペインの
をクリックして、第 1 コンポーネントそれぞれの射出位置を設定します。
- スタディ タスク ペインで
をクリックして、第 2 コンポーネントのモデル上の射出位置を設定します。
注: または、
![[射出位置]](../images/GUID-4A666638-FA71-4CB8-8684-F787F30DECD4.png)
および
![[オーバーモールディング位置]](../images/GUID-65521E85-86FE-4FD6-B286-48E08B5CBC41.png)
()をクリックして、射出位置を設定します。
- スタディ タスク ペインで
をクリックして、[冷媒入口]パラメータを設定します。
-
()をクリックして、第 1 コンポーネントの冷却(FEM)解析段階のプロセス設定を指定します。
注: [射出+保圧+冷却時間]に対応する時間は、最初の射出のみと一致する必要があります。オーバーモールディング成形品は、複合サイクル(射出ごとに 1 回)で作成されます。
ウィザードのページでオーバーモールディング段階のプロセス設定を指定し、[完了]をクリックします。
これで、オーバーモールディング解析を開始する準備ができました。