ツール コンテンツ ルート パスを設定すると、プロジェクトのライフサイクルの間にプロジェクトや標準図面が移動された場合にも、ツールを標準仕様に一致させておくことができます。
プロジェクトのツール パレット上のツールが、プロジェクト設定で指定されたツール コンテンツ ルート パスを指し示す場合は、そのコンテンツ ルート パスは変数(%AECPROJECT_DIR%)としてツールの XML 定義に作成されます。 プロジェクト設定のツール コンテンツ ルート パスが変更されると、ツールのパスもそれに応じて変更されます。
たとえば、すべてのプロジェクト ツールが<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content 1¥ に格納されコンテンツを指し示す場合、このコンテンツを<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content 2¥ に移動し、プロジェクト セットアップのツール コンテンツ ルート パスをそれに応じて調整すると、すべてのツールは正しく<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content 2 を指し示すようになります。
ツール コンテンツ ルート パスを変更する別の使用例としては、ユーザがオフラインで作業したい場合に、プロジェクトやツール コンテンツ ファイルの e-トランスミット パッケージを作成するケースがあります。 ローカル コンピュータで e-トランスミット パッケージが展開されると、コンテンツ ファイルのパスに変更が反映されます。 たとえば、P:¥<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content だった場合は、C:¥<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content となります。 ツール コンテンツ ルート パスがユーザの C ドライブにリダイレクトされると、すべてのコンテンツは有効な状態を保ちます。
後で、ユーザがオフラインで変更した図面が、P サーバ上のメイン プロジェクトにコピーし直されると、コンテンツ ルート パスは自動的に P:¥<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content に変更し直されます。これは、パスがメイン APJ ファイルにあるためです。