孔あけタブ

孔フィーチャー プロパティ ダイアログの 孔あけ タブを使用して、工程の孔あけプロパティを編集します。

孔あけ工程には、次のプロパティがあります。

ドリル深さ - ストックに孔あけする際の、絶対深さ(ポイント許容量は含まない)を入力します。寸法プロパティの 深さ 設定には、ポイント許容値が自動的に含まれるため、このプロパティを使用してポイント許容値をオーバーライドします。または、ドリル深さオフセット を使用します。これは、ドリル、リーマ、カウンター シンク、およびボーリングの工程に適用されます。

ドリル深さオフセット - 値(正と負のどちらにも指定可能)を入力し、孔フィーチャーの 深さ に対して、ドリル深さを相対的に調整します。必要に応じて、ドリル深さ の代わりにこのプロパティを使用します。

注: ドリル深さドリル深さオフセット の両方を入力した場合、調整は 深さ 寸法ではなく、ドリル深さ の値に適用されます。

スポット ドリル工程には、次のプロパティがあります。

スポット ドリル深さ - スポット ドリル工程でストックに孔あけする際の、絶対深さを入力します。

スポットドリル深さオフセット - スポット ドリルの深さの調整値を入力します。必要に応じて、スポット ドリル深さ ではなく、孔フィーチャーの 深さ 寸法に対する相対的な正または負のスポット ドリル深さ調整値を入力できます。

注: スポット ドリル深さスポット ドリル深さオフセット の両方を入力した場合、調整は 深さ 寸法ではなく、スポット ドリル深さ の値に適用されます。

タッピング工程には、次のプロパティがあります。

タッピング最高回転数 RPM - タッピング工程の最高回転数を RPM で入力します。

タッピング深さ - タッピング工程の深さ設定をオーバーライドします。

デフォルトで、深さは、ネジの深さと、選択したタッピングの図形データに基づいて自動設定されます。プラグ タッピングの場合、指定のタッピング深さに 5 つのピッチが追加されます。ボトム タッピングの場合、指定のタッピング深さに 3 つのピッチが追加されます。

タッピング深さ を入力してもタッピングの図形データは調整されず、タッピング深さ は直接 NC データに転送されます。

タッピング プランジ クリアランス - フィーチャーより上の高さを入力します。タッピング工具は、この位置から送りを開始します。

多軸加工での孔あけプロパティ

多軸加工と孔あけフィーチャーには、次のプロパティがあります。

5 軸位置 - フェースの加工では、異なる回転方向 を使用する場合も多くあります。次から選択します。

割り出し X 座標 - 任意で、割り出しでのリトラクト移動の X 座標(絶対値)を入力します。

割り出し Y 座標 - 任意で、割り出しでのリトラクト移動の Y 座標(絶対値)を入力します。

割り出し Z 座標 - 任意で、割り出しでのリトラクト移動の Z 座標(絶対値)を入力します。

値が未設定の場合、割り出しのリトラクト移動には Z 割り出しクリアランス の値が使用されます。Z 割り出しクリアランス は、円筒ストックのバウンディング ボックスの上部からのクリアランス距離です。これにより、割り出しの Z 値がマシンの有効範囲外になってしまうことがあります。また、不均等な形状のパーツでは、非効率的なリトラクト移動が発生する場合もあります。

方向角度 - 工程を開始する際の、マシンでのパーツの C 軸位置 を指定します。