コマンド プラグインは、新しいカスタム MEL コマンドを定義して、それに応じて maya.cmds
Python モジュールに関数を追加してスクリプトで使用できるようにします。MPxCommand
は、カスタム コマンドの派生元となる基本クラスです。「初めての Maya Python プラグイン」に、spHelloWorld
(Python API 1.0)コマンドまたは pyHelloWorld
(Python API 2.0)コマンドを作成する小さなコマンド プラグインのサンプルが示されています。このコマンドは、Maya スクリプト エディタで、次の 2 つのうちのいずれかの方法で呼び出されます。
MEL: 新しい MEL コマンドをその名前によって実行します。
spHelloWorld
Python: maya.cmds
Python モジュールを使用して、新しいコマンドを関数として呼び出します。
import maya.cmds as cmds
cmds.spHelloWorld()
このコマンドを実行すると、「Hello World
」がスクリプト エディタに出力されます。さらに便利なコマンドを定義して、シーンを照会したり、さまざまなシーン要素の操作を自動化することができます。コマンド プラグインをディペンデンシー グラフ プラグインと組み合わせて、カスタム ノード タイプの作成と接続を容易にすることもできます。