オブジェクトをゴースト化する

ゴースト オブジェクトを使用すると、シーン内でアニメーションがどのように動くのかを確認できます。ラインを使用してアニメートされたオブジェクトの移動場所を単に示すモーション軌跡(Motion Trails)とは異なり、ゴースト オブジェクトは指定した時点におけるオブジェクトを半透明で表示します。キャッシュされた再生(Cached Playback)を使用すると、変形したメッシュをゴースト化し、再生の速度を上げることができます。

ゴーストの不透明度とカラーにより、アニメーションの個々のフレームを簡単に区別できます。既定では、不透明度のグラデーションは、現在のフレームに最も近いゴーストから最も遠いゴーストまで直線的に減少します。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のオプションを使用して、ゴーストの不透明度とカラーを調整できます。

注: 変形したメッシュをゴースト化する場合は、キャッシングを有効にする必要があります。 詳細については、「キャッシュされた再生(Cached Playback)」を参照してください。

オブジェクトをゴースト化するには

  1. ゴースト化したいオブジェクトまたはルートを階層から選択します。
  2. アニメーション(Animation)メニュー セット([F4])で視覚化 > 選択項目をゴースト化(Visualize > Ghost Selected) > を選択します。
  3. 必要なゴースト オプション(Ghost Options)を設定してゴースト(Ghost)をクリックします。

作成されるゴーストの個数を設定するには

  1. アニメーション(Animation) (ディスプレイ)プリファレンスを開きます。(ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Window > Settings/Preferences > Preferences)を選択し、ディスプレイ(Display)の下にあるアニメーション(Animation)カテゴリを選択します。)
  2. ゴースト(Ghosts)セクションで、ゴースト化のプリファレンスを設定します。

ゴーストを修正する

ゴーストのカラーを変更するには

  1. オブジェクトを選択し、次の操作を行います。
    • アトリビュート エディタ(Attribute Editor)でシェイプ ノードを選択し、表示 > ゴースト化情報(Display > Ghosting Information)を展開して、プリ フレーム カラー(Pre Frame Color)フィールドおよびポスト フレーム カラー(Post Frame Color)フィールドでカラーを選択します。
    注: プリ フレーム カラー(Pre Frame Color)およびポスト フレーム カラー(Post Frame Color)は変形したメッシュのゴーストに作用するため、選択したカラーに基づいて現在のフレームの前後のフレームを簡単に識別できます。

ゴーストの不透明度を変更するには

  1. オブジェクトを選択します。
  2. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)でシェイプ ノードを選択します。
  3. 表示 > ゴースト化情報(Display > Ghosting Information)を選択します。
  4. プリ フレーム アルファ(Pre Frame Alpha)およびポスト フレーム アルファ(Post Frame Alpha)の値を調整します。

    プリ フレーム アルファ(Pre Frame Alpha)は、現在のフレームの前のゴーストの最大不透明度をコントロールし、ポスト フレーム アルファ(Post Frame Alpha)は現在のフレームの後のゴースト最大不透明度をコントロールします。

    既定では、ゴーストの最小不透明度は 15% (0.15)に固定されています。次の例では、プリ フレーム アルファ(Pre Frame Alpha)およびポスト フレーム アルファ(Post Frame Alpha)が 1 および 0.5 に設定されています。

ゴーストの表示/非表示を切り替えるには

  1. オブジェクトを選択します。
  2. アニメーション(Animation)メニュー セット視覚化 > ゴーストを表示/非表示(Visualize > Show/Hide ghosts)を選択します。

    ゴーストの表示/非表示を切り替えると、既存のゴースト化パラメータを失わずに、ゴーストをすばやく表示/非表示にすることができます。

オブジェクトのゴースト化を解除する

  1. オブジェクトを選択します。
  2. アニメーション(Animation)メニュー セット視覚化 > 選択項目のゴースト化解除(Visualize > Unghost Selected) > を選択します。
  3. 目的のゴースト化解除オプションを設定します。

    オプションには選択したオブジェクトだけをゴースト化解除するか、またはその子も含めてゴースト化解除するかがあります。

シーン内の全オブジェクトをゴースト化解除するには

  1. アニメーション(Animation)メニュー セット視覚化 > すべてのゴースト化解除(Visualize > Unghost All)を選択します。

オブジェクトのトランスフォーム中のゴースト表示をオフにするには

  1. プリファレンス(Preferences)ウィンドウディスプレイ(Display)カテゴリに移動します。
  2. パフォーマンス(Performance)セクションで高速インタラクション(Fast Interaction)をオン(On)にします。