式の評価方法(CAL[ジオメトリック計算]と QUICKCALC[クイック計算]コマンド)

式は、数式の標準の優先規則に従って評価されます。

数値式

数値式は、実整数や関数を、次の表に示す演算子で結合したものです。

数値演算子

演算子

演算

( )

式のグループ化

^

べき乗

* , /

乗算、除算

+, -

加算、減算

次に、数値式の例を示します。

3

3 + 0.6

(5.8^2) + PI

ベクトル式

ベクトル式は、点、ベクトル、数値、関数を、次の表に示す演算子で結合したものです。

ベクトル演算子

演算子

演算

( )

式のグループ化

&

ベクトルのベクトル積を 1 つのベクトルで表します。

[a,b,c]&[x,y,z] = [ (b*z) - (c*y) , (c*x) - (a*z) , (a*y) - (b*x) ]

*

ベクトルのスカラー積を 1 つの実数で表します。

[a,b,c]*[x,y,z] = ax + by + cz

*, /

ベクトル(点)を実数値で乗算または除算します。

a*[x,y,z] = [a*x,a*y,a*z]

+ , -

ベクトル(点)を加算または減算します。

[a,b,c] + [x,y,z] = [a+x,b+y,c+z]

次にベクトル式の例を示します。

A+[1,2,3] は、点 A から[1,2,3]単位離れた位置に点を位置付けます。

次の式

[2<45<45] + [2<45<0] - [1.02, 3.5, 2]

は、2 点を加えて 3 点目を引くことを表しています。最初の 2 点は球座標で表されます。