概要 - 面積計算標準に基づいて境界を使用する

スペースの境界は、図面で指定された面積計算標準によって定義することができます。スペースの境界を計算するとき、面積計算標準では、スペースのタイプ、分類、位置、および他のスペースに対する関係を考慮できます。 たとえば、部屋の境界が外壁によって設定される場合、面積計算標準では、スペースのグロス境界を外壁の外側に配置できます。 部屋の境界が内壁によって設定される場合は、内壁の中央にネット境界を配置できます。 多くの場合、オフセットを正しく計算するには、スペースを分類する必要があります。 たとえば、BOMA 面積計算標準を使用してスペースがオフィス面積として分類される場合、隣接するスペースが共用床面積に分類されると、使用可能な境界は壁の内側の面まで計測されます。 隣接するスペースもオフィス面積として分類される場合は、使用可能な境界は壁の中心線まで計測されます。

面積計算標準を使用するには、図面に対して面積計算標準を定義する必要があります。 いくつかの標準では、スペースを分類する必要があります。

AutoCAD Architecture 2022 toolset に付属する標準としては、一般的な基本標準、DIN-277、BOMA、および SIS があります。

面積計算標準によって計算できるのは、自動調整スペースの境界だけです。標準ベースのオフセットを使用するスペースでは、いずれの境界もグリップ編集できません。基本境界はスペースの境界オブジェクトによってコントロールされ、ネット境界、使用可能な境界、グロス境界は面積計算標準によってコントロールされます。