適切なサーフェス オブジェクトやメッシュ オブジェクトは、3D ソリッドに変換することができます。
3D モデルを作成するとき、サーフェスの厳密なコントロールと解析を求める場合は 3D サーフェスを、自由形状スカルプ機能を使用したい場合は 3D メッシュを使用するとよいでしょう。このようなオブジェクトは、ブール演算を適用したり、断面を生成したり、物理プロパティを抽出するために、3D ソリッドに変換することができます。
THICKEN[厚さ設定]コマンドを使用してサーフェスを押し出すことにより、サーフェスを 3D ソリッドに変換することができます。この例では、サーフェスの内側方向に厚さを設定するために、負の値を入力しています。
立体を完全に囲む 1 セットのサーフェスを 3D ソリッドに変換するには、SURFSCULPT[サーフェス スカルプ]コマンドを使用します。次の図では、押し出された円弧が 2 つの平面サーフェスと交差して、「隙間のない」立体を囲んでいます。
メッシュ オブジェクトを 3D ソリッドに変換すると、新しいソリッド オブジェクトの形状は元のメッシュ オブジェクトに近似しますが、厳密には同じではありません。システム変数 SMOOTHMESHCONVERT で変換後のオブジェクトを滑らかにするか切り子面にするかを指定することにより、この違いを多少はコントロールできます。同一平面上の面が合成されるかどうかを指定することもできます。合成すると、面は最適化されます。
たとえば、図に示した 3D メッシュは、まずスムーズ レベルを上げることによって修正されてから、スムーズ 3D ソリッドに変換されました。