AutoLISP ファイルにデジタル署名を行うには

AutoCAD ベースのプログラムでは、デジタル署名は、カスタム プログラム ファイルを安全にロードできるかどうかを確認するために使用されます。ファイル拡張子が LSP、MNL、FAS、または VLX の AutoLISP ファイルには、デジタル署名を行うことができます。

AutoLISP ファイルに署名を行うためには、事前にデジタル証明書をコンピュータにインストールしておく必要があります。デジタル証明書を作成する方法についてはトピック「デジタル証明書を作成するには」を、証明書をインポートする方法については、トピック「デジタル証明書をインポートするには」を参照してください。

注: デジタル署名された VLX ファイルを AutoCAD 2015 以前の AutoCAD ベース製品にロードすることはできません。VLX ファイルにデジタル署名を行う前に、VLX ファイルのバックアップ コピーを作成してください。
  1. Windows の[スタート]ボタン [Autodesk] [デジタル署名をアタッチ]をクリックします。
  2. [デジタル署名をアタッチ]ダイアログ ボックスで、[ファイルを追加]をクリックします。
    ヒント: 署名対象の AutoLISP ファイルが複数のフォルダにある場合は、[フォルダを検索]をクリックします。
  3. [ファイルを選択]ダイアログ ボックスで、デジタル署名を行う AutoLISP ファイルを検索して選択します。[開く]をクリックします。
    ヒント: 複数のファイルを選択するには、[Ctrl]を押したままにします。
  4. [デジタル署名をアタッチ]ダイアログ ボックスの[デジタル ID (証明書)を選択]セクションで、デジタル ID (証明書)を選択します。
  5. [署名情報]セクションで、[タイム スタンプの取得先]ドロップダウン リストをクリックし、サーバまたはローカル コンピュータを選択します。
    注: タイム サーバとの接続に失敗した場合は、別のサーバを選択するか、[このコンピュータの時間]項目を選択します。
  6. 必要に応じて、[コメント]テキスト ボックスに、ファイルにデジタル署名を行う理由を入力します。
  7. [ファイルに署名]をクリックします。
  8. [署名の完了]メッセージ ボックスで、[OK]をクリックします。
  9. [デジタル署名をアタッチ]ダイアログ ボックスで、その他のファイルに署名を行うか、[閉じる]をクリックします。
  10. 新しく署名したファイルを AutoCAD ベースのプログラムにロードし、デジタル署名が認識されることを確認します。
注: AutoLISP ファイルを変更すると、署名は無効になります。前述の手順でファイルに再署名し、デジタル署名を置換するように求めるプロンプトが表示されたら、デジタル署名するファイルの数に基づいて、[既存の署名を置換]または[既存の署名をすべて置換]をクリックします。