[歯車]ダイアログ ボックスで、DIN 規格または ANSI 規格の歯車に特有の値を設定できます。
[モジュール](DIN) - m
歯数に対するピッチ径の比です。モジュールとは、通常、歯数に対する、ミリメートル単位のピッチ径の比のことをいいます。インチ/フィート単位を使用する場合は、歯数に対するインチ単位のピッチ径の比になります。
[径ピッチ](ANSI) - p
ピッチ径(インチ単位)に対する歯数の比を表します。歯直角径ピッチは、歯直角平面で計算された径ピッチで、ねじれ角のコサインで割った径ピッチと等しくなります。
[歯の数] - z (DIN)/N (ANSI)
歯数を入力します。
標準の平歯車にアンダーカットを作成しないための条件は、次の数式で指定します。
z >= 2 * hap° / (sin(alpha))2
[圧力角] - alpha (DIN/Phi (ANSI)
ピッチ点での歯形とその半径線間の角度です。標準の圧力角は、標準の歯の比率に関連して設定されます。ほとんどの平歯車は、圧力角 20 度または 25 度で動くように切断されます。
[ねじれ角] - beta (DIN)/Psi (ANSI)
はすば歯車の、ピッチ円での歯と軸の角度です(他に何も指定しない場合)。
[転位係数] - x
[転位係数]の値は、少数の歯によるアンダーカットを防ぎ、中心距離を確保し、荷重容量を増やすように設定します。この値が正であれば、歯末のたけは長くなり、負であれば短くなります。また、この値によって、直径も変化します。
標準値: -0.7 < x < +0.7
[歯末係数] - hap*
基準ラックの基線とルート線の間の距離。
(標準値 hap*=1)
hap = ha/mn
[歯元係数] - hfp*
基準ラックの基線とヘッド線の間の距離。(標準値 hfp*=1.25)
[歯先すきま係数] - ca*
1 番目の歯車の外径と 2 番目の歯車のルート径間の距離の係数。(標準値 ca*="0".25)
[歯底まるみ係数] - roa*
ラック カッタのフィレット半径の係数。(標準値 ca="0".25)
hfp* - hap* <="0".295 ->roa* = (hfp* - hap*) / (1-sin(alpha))
hfp* - hap* 0.295 -> roa* = ((1+sin (alpha_n) / cos (alpha_n)) * ((PI / 4) - (hfp* - hap*)* tan (alpha_t))
alpha_n - 歯の方向で垂直となる平面の圧力角
alpha_t - ラジアル平面の圧力角
[長さ]
歯車の長さを指定します。
[da] (DIN)/[do] (ANSI)
外径(歯先円直径)です。
da = dt + 2 * x * mn + 2 * hap° * mn
da = - dt + 2 * x * mn + 2 * hap° * mn
[dt] (DIN)/[D] (ANSI)
ピッチ円の直径です。軸が平行な歯車同士では、ピッチ径は、中心距離と歯数に比例します。ピッチ円は、歯車の軸からピッチ点までの距離と等しい半径です。
dt = z * mn / cos beta
[df] (DIN)/[DR] (ANSI)
ルート径: ルート円の直径です。
df = dt + 2 * x * m - 2 * hfp° * mn
df = - dt + 2 * x * mn - 2 * hfp * mn
ルート円: 歯溝の下部と一致する、または歯溝の下部に接する円です。
[hfp]
ルート径率
hfp* = (ha+ca)mn
[hap]