[部品表の設定]ダイアログ ボックス(AutoCAD Mechanical ツールセット)

このダイアログ ボックスを使用すると、コンポーネント プロパティの設定や、パーツ一覧、バルーン、部品表のデータ取得の既定の設定を行うことができます。

[履歴]

パーツ一覧の既定の設定をコントロールする規格の名前と履歴を表示します。

[使用できるコンポーネント プロパティ]

部品表とパーツ一覧の列として使用できるコンポーネント プロパティのリストが含まれています。部品表やパーツ一覧、[パーツ参照]ダイアログ ボックスの[コンポーネントのプロパティ]セクションでプロパティが表示されるようにするには、プロパティをこのリストから、該当するタブのプロパティのリストにドラッグします。

[プロパティ]

コンポーネント プロパティの名前を定義します。この名前によって、コンポーネント プロパティが一意に識別されます。この名前は、式が部品表の列を参照する際に使用されます。

[キャプション]

このプロパティを部品表やパーツ一覧の列として使用する際に表示される列のヘッダを定義します。

[データ タイプ]

プロパティのデータ タイプを指定します。

テキスト データ タイプではすべての英数字を使用できますが、数字データ タイプで使用できるのは 0 から 9 の数字だけです。 「4 1/2"」などの値を格納する必要がある場合は、データ タイプをテキストに設定する必要があります。

[値]

プロパティの既定値を指定します。セル内でクリックすると、 ボタンが表示されます。 をクリックして式ビルダを起動すると、プロパティの式や定義済みのリスト(可能な値が含まれたドロップダウン リスト)が簡単に作成できます。必要に応じて、式ビルダを使用せずに式や定義済みのリストを直接入力することもできます。

この列の文字が赤い場合は、式に構文エラーがあるという意味です。その際に式ビルダを起動すると、構文エラーが存在する場所まで移動し、エントリが表示されます。

注: この方法で表示されるのは、定義済みリストの式に存在する構文エラーのみです。

[精度]

プロパティの数値データを丸めるために使用される、小数部の桁数を指定します。 精度は「0.000」という形式で定義します。小数点の後ろにあるゼロ(0)の数が、使用する小数部の桁数を表します。

[先頭のゼロ]

プロパティの数値データの表示時に使用する先頭のゼロ(0)の数を指定します。先頭のゼロは「00.0」という形式で定義します。小数点の前のゼロ(0)の数が、小数点の前に存在しなければならない最小桁数を表します。

[ロック]

コンポーネント データが部品表、パーツ一覧、[パーツ参照]および[プロパティ]ダイアログ ボックスで編集できないようにします。

[合計]

コンポーネント プロパティを集計して、[部品表]および[パーツ一覧]ダイアログ ボックスの結果のバーに表示するかどうかをコントロールします。

[新規作成]

新しい行を追加してユーザ定義のコンポーネント プロパティを作成できるように、[使用できるコンポーネント プロパティ]リストの最後の行が表示されます。

ヒント: 定義済みのコンポーネント プロパティ User1 から User8 ([詳細...]ボタンから使用可能)の方がシステムによるサポートが優れているため、より効果的です。たとえば、カスタムのパーツ一覧の作成時に文字を列にうまく収めるには、プロパティ ID を使用する必要があります。ユーザ定義の列の場合、プロパティ ID が不明なため、サポートされません。ただし、定義済みの列の場合はプロパティ ID がわかります。

[削除]

[使用できるコンポーネント プロパティ]リストで選択した行を削除します。プロパティがユーザ定義プロパティの場合は、プロパティが削除されます。そうでない場合、プロパティは追加の定義済みコンポーネント プロパティのリストに追加されます。追加したコンポーネント プロパティは、詳細コンポーネント プロパティが含まれているダイアログ ボックスに表示されます。このダイアログ ボックスは[詳細...]ボタンをクリックすると表示されます。この[削除]ボタンは、行全体を選択した場合のみ使用できます。

[詳細...]

[使用できるコンポーネント プロパティ]リストに追加できるさらなる定義済みコンポーネント プロパティのリストを開きます。

[追加]

[使用できるコンポーネント プロパティ]リストで選択されている行を、[使用できるコンポーネント プロパティ]リストの下で現在選択中のタブに表示されているプロパティのリストに追加します。このボタンは、行全体が選択されていない場合や現在のタブが[バルーン]タブの場合は使用できません。

[コンポーネントのプロパティ]タブ

 

[コンポーネントのプロパティ]リスト

[パーツ参照]ダイアログ ボックスや[プロパティ]ダイアログ ボックスに表示されるコンポーネント プロパティを表示します。

   

[プロパティ]

コンポーネント プロパティの名前を表示します。

   

[プロンプトを表示]

そのプロパティに対して[パーツ参照]ダイアログ ボックスや[プロパティ]ダイアログ ボックスでプロンプトが表示されるように定義します。たとえば、[NAME]プロパティのキャプションを「コンポーネントの名前を入力してください」に設定することができます。

 

[上へ移動]

[コンポーネントのプロパティ]リストで選択した行または選択した範囲の行を、1 つ上に移動します。このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[下へ移動]

[コンポーネントのプロパティ]リストで選択した行または選択した範囲の行を、1 つ下に移動します。 このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[削除]

[コンポーネントのプロパティ]リストから、選択した行または選択した範囲の行を削除します。 このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[同期]

コンポーネント プロパティのリストを[部品表]タブのコンポーネント プロパティのリストと同期します。したがって、部品表で表示されるコンポーネント プロパティはすべて[パーツ参照]ダイアログ ボックスや[プロパティ]ダイアログ ボックスでも表示されます。

注: [同期]を使用しても QTY および ITEM は追加されません。

[部品表]タブ

 

[コンポーネントのプロパティ]リスト

[部品表]ダイアログ ボックスで表示可能なコンポーネント プロパティを表示します。

   

[プロパティ]

コンポーネント プロパティの名前を表示します。

   

[キャプションの位置合わせ]

[部品表]ダイアログ ボックスでの列のヘッダの位置合わせ方法を定義します。

   

[値の位置合わせ]

[部品表]ダイアログ ボックスでのデータ行の位置合わせ方法を定義します。

 

[上へ移動]

[コンポーネントのプロパティ]リストで選択した行または選択した範囲の行を、1 つ上に移動します。このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[下へ移動]

[コンポーネントのプロパティ]リストで選択した行または選択した範囲の行を、1 つ下に移動します。 このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[削除]

[コンポーネントのプロパティ]リストから、選択した行または選択した範囲の行を削除します。 このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[既定ビュー]

部品表の項目の既定の表示方法を設定します。

注: GOST 規格で作業している場合、[既定ビュー]は表示されません。
   

[展開済み(パーツのみ)]

部品表の表示方法を拡張ビューに設定します。部品表の項目はパーツと対応し、別のアセンブリのパーツは集計されます。ただし、外部参照アセンブリのパーツはホスト図面のパーツとは結合せず、他の外部参照アセンブリのパーツとも結合しません。

   

[構造]

部品表の表示方法を構造ビューに設定します。パーツは自身の属するアセンブリの下に集合し、そのアセンブリ内のみで集計されます。

     

[アセンブリ パスを使用]

アセンブリの項目番号をパーツの項目番号の前に追加します。たとえば、アセンブリの項目番号が「2」、セパレータが「-」の場合、そのアセンブリに属するパーツの項目番号は通常「2-1」、「2-2」のようになります。

     

[セパレータ]

セパレータとして使用する文字を指定します。

[パーツ一覧]タブ

注: GOST 規格で作業している場合、[パーツ一覧]タブは表示されません。
 

[コンポーネントのプロパティ]リスト

パーツ一覧で既定で表示されるコンポーネント プロパティを表示します。

   

[プロパティ]

コンポーネント プロパティの名前を表示します。

   

[キャプションの位置合わせ]

パーツ一覧での列のヘッダの位置合わせ方法を定義します。

   

[値の位置合わせ]

パーツ一覧でのデータ行の位置合わせ方法を定義します。

   

[幅]

パーツ一覧でのプロパティの列の幅を定義します。

 

[上へ移動]

[コンポーネントのプロパティ]リストで選択した行または選択した範囲の行を、1 つ上に移動します。このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[下へ移動]

[コンポーネントのプロパティ]リストで選択した行または選択した範囲の行を、1 つ下に移動します。 このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[削除]

[コンポーネントのプロパティ]リストから、選択した行または選択した範囲の行を削除します。 このボタンは、行全体が選択されている場合のみ使用できます。

 

[同期]

コンポーネント プロパティのリストを[部品表]タブのコンポーネント プロパティのリストと同期します。 したがって、部品表で表示されるコンポーネント プロパティはすべてパーツ一覧でも表示されます。

 

[既定のスタイル]

   

[標準]

パーツ一覧のスタイルを規格に基づいたパーツ一覧に切り替えます。

   

ダイアログ ボックスが表示され、規格に基づいたパーツ一覧に適用可能な設定をカスタマイズできます。

   

[カスタム]

パーツ一覧のスタイルをカスタム パーツ一覧に切り替えます。リストには、カスタム パーツ一覧として使用できるすべてのブロックが表示されます。使用するブロックが外部参照図面内にある場合は、[参照...](一覧の最後のエントリ)を選択します。

   

[バルーン]タブ

 

[カテゴリ]

式やバルーンの文字で使用できる参照や関数の別の分類を表示します。カスタム バルーンの場合、バルーンの文字に使用する式はカスタム バルーンに使用されるブロックの内部で定義されているため、このオプションは使用できません。

   

[選択]

状況に応じて、選択した分類に属する参照のリストまたは関数のリストが表示されます。

 

[追加]

[選択]リストで選択した参照を[式]ボックスに挿入します。参照は、[式]ボックス内の挿入点に挿入されます。挿入点が明示されていない場合、参照は既存のいずれかの式の末尾に追加されます。

 

[式]

バルーンの文字に使用する式を定義します。

 

[既定のスタイル]

   

[標準]

バルーンを製図規格で定義された外観に切り替えます。

   

ダイアログ ボックスが表示され、規格に基づいたバルーンに適用可能な設定をカスタマイズできます。

   

[カスタム]

バルーンを、ブロックによって定義されたカスタム スタイルの外観に切り替えます。使用するブロックが外部参照図面内にある場合は、[参照...](一覧の最後のエントリ)を選択します。

   

[既定に戻す]

すべての設定を、現在の製図規格の既定にリセットします。