部品表とは、図面内のパーツやアセンブリに関する情報を含んでいるテーブルのことです。
部品表がデータベースだとすると、パーツ一覧はレポートと似ています。パーツ一覧には、部品表内の一部またはすべての情報を表示できます。
バルーンは、図面内でラベルを付けることによって、パーツ一覧に表示されるパーツやアセンブリを識別します。バルーン ラベルは通常、部品表と関連付けられます。
部品表には、少なくとも、パーツ一覧に表示されるパーツ/サブアセンブリのプロパティ(コンポーネント プロパティ)が含まれます。部品表の環境設定を行う際には、Autodesk Vault や Autodesk Vault Mechanical のような後続の工程で使用するツールのために、パーツ一覧には通常必要ないコンポーネント プロパティ(たとえば価格やベンダーの情報)を格納するようにセットアップすることができます。
Mechanical ストラクチャを使用する場合、パーツ、アセンブリ、標準部品を作成または挿入すると、AutoCAD Mechanical ツールセット では挿入されるオブジェクトのコンポーネント プロパティで部品表が自動的に更新されます。この情報は、各コンポーネントの[プロパティ]ダイアログ ボックスから編集できます。
Mechanical ストラクチャを使用しない場合、パーツ参照を使用する必要があります。パーツ参照とは、コンポーネント プロパティのコンテナのことです。図面内のオブジェクトにパーツ参照をアタッチすると、そのオブジェクトはパーツとしてマークされます。AutoCAD Mechanical ツールセット により、パーツ参照に含まれるコンポーネント プロパティで自動的に部品表が更新されます。標準部品にはパーツ参照が含まれ、図面に挿入すると、自動的に部品表が更新されます。
Mechanical ストラクチャが有効になっている図面では、パーツ参照を使用しないでください。
凡例 | |
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1 |
[プロパティ]または[パーツ参照]ダイアログ ボックス - 1 つのパーツに関する情報をキャプチャし、部品表を更新します。Mechanical ストラクチャの場合は[プロパティ]ダイアログ ボックス、Mechanical ストラクチャ以外の場合は[パーツ参照]ダイアログ ボックスです。 |
2 |
部品表 - パーツとアセンブリに関する情報を保存します。 |
3 |
バルーン - 部品表からデータを表示します。 |
4 |
パーツ一覧 - 部品表からデータを表示します。 |