このルールによって、構造物の中心または構造物の内壁または外壁を基準にしたオフセット位置にパイプの開始位置と終了位置を設定できます。
既定では、Autodesk Civil 3D のパイプを構造物に接続すると、パイプは構造物の中心に接続されます。[パイプ終了位置を設定]ルールを使用すると、ユーザはパイプの開始位置と終了位置を指定して、構造物の中心、または構造物の内壁または外壁を基準に指定したオフセット位置に配置できます。パイプの開始および終了位置は、平面図および縦断ビューでは、指定したこれらの位置に表示されます。パイプのグリップも、これらの位置に表示されます。パイプの長さの値は、このルールによって指定された開始位置から終了位置までの計測値になります。
注: 構造物が移動すると、Autodesk Civil 3D は構造物にアタッチされているパイプを再接続します。パイプは、引き続き既定の構造物の中心に接続されるため、パイプの終了位置を再設定するために、[ルールを適用]コマンドを使用する必要があります。
[パラメータ]
次のパラメータで、[パイプ終了位置を設定]ルールの動作をコントロールします。
- [終了位置]: [構造物中心]、[構造物内壁]、または[構造物外壁]を基準にして配置されるパイプの終了位置を指定します。ルールを指定しない場合、パイプの終点は[構造物中心]の位置に配置されます。
- [開始位置]: [構造物中心]、[構造物内壁]、または[構造物外壁]を基準にして配置されるパイプの開始位置を指定します。ルールを指定しない場合、パイプの始点は[構造物中心]の位置に配置されます。
- [終了オフセット]: 指定した[終了位置]から終了構造物の中心方向へのオフセット距離を指定します。このオフセットは、指定した[終了位置]が[構造物中心]のときは適用されません。負の値と、パイプが構造物の中心よりさらに先に延長される値は無視されます。
- [開始オフセット]: 指定した[開始位置]から開始構造物の中心方向へのオフセット距離を指定します。このオフセットは、指定した[開始位置]が[構造物中心]のときは適用されません。負の値と、パイプが構造物の中心よりさらに先に延長される値は無視されます。