ビューポート 2.0 の制限事項

一般

ビューポート 2.0 は Maya のすべての一般的なワークフローをサポートしていますが、例外として次の制限事項があります。
カメラ
  • テクスチャをゼロ視差のカラー(Zero Parallax Color)アトリビュートにマップすることはできません。
  • 現在、立体視表示モードではマルチサンプル アンチエイリアシングはサポートされていません。
選択項目のハイライト

次の場合は、選択項目のハイライトをオフにできません。

  • 作成 > ボリューム プリミティブ > 円錐(Create > Volume Primitive > Cone)で作成された円錐のシェイプ
  • デフォーマ:
    • ラティス デフォーマの軸
    • 位置マーカーと方向マーカーの数
    • すべてのノンリニア デフォーマ
  • 作成 > 測定ツール(Create > Measure Tools)
ポリゴンのソート
バック フェース カリング

バックフェース カリング(Backface Culling)は以下をサポートしません。

  • 表示 > ポリゴン > カリング オプション > ハード エッジの維持(Display > Polygons > Culling Options > Keep Hard Edges)
  • シェイプ ノードのメッシュ コンポーネント ディスプレイ(Mesh Component Display)アトリビュート グループの接線の表示(Display Tangent)アトリビュート。
ゴースト化
  • カスタム キー ステップ(Custom Key Steps)
  • 変形ジオメトリのゴースト化はサポートされていません。
  • ゴースト カラーのフェーディングはサポートされていません。この機能は推奨されていません。
Bullet
ビューポート2.0 が OpenGL - コア プロファイル(厳密)(OpenGL - Core Profile (Strict))モードまたは DirectX 11 モードで実行されている場合、Bullet オブジェクトはサポートされません。Bullet を使用する場合は、OpenGL - コア プロファイル(互換性)(OpenGL - Core Profile (Compatibility))モードまたはOpenGL - 旧式(OpenGL - Legacy)モードを使用してください。
トゥーン
トゥーン シェーダではランプ テクスチャはサポートされていません。

シェーディング

次のシェーダは「ベイク処理済み」としてサポートされています。

次のシェーダはサポートされていません。

ライティング

ビューポート 2.0 のプラットフォーム

Mac OS X

速度低下または不安定
グラフィックス RAM の上限に近づくと、Mac OS X でメモリ管理問題が生じるため、速度が極端に低下したり、極めて不安定になったりすることがあります。この問題を軽減するには、レンダラ用のファイル テクスチャをロードするときに、ビューポートの表示に使用するテクスチャのサイズを設定します。その手順は次のとおりです。

ビューポート表示に使用されるテクスチャのサイズを設定するには

    • Maya を起動する前に、環境変数 MAYA_OGS_ENABLE_MAX_TEXTURE_SIZE_PREF を 1 に設定します。

また、環境変数 MAYA_OGS_CPU_MEMORY_LIMIT をレンダラで使用する予定のメモリ量に設定することもできます(MB 単位)。この値は、マシンで使用可能な実際の値よりも小さくなければなりません。

Mac OS X で、メモリ容量の小さなグラフィックス カードを使用する場合

Mac OS X (10.6.x)でビューポート 2.0 を使用して作業する場合、グラフィック メモリを使いすぎるとシステムが不安定になることがあります。メモリ容量の小さいグラフィック カードでは、メモリしきい値が小さいため、このような状況が頻繁に発生する可能性があります。Mac OS X プラットフォームでは、VRAM が 1GB 以上のグラフィック カードの使用を推奨します。

注: Apple コンピュータ システムまたは 2009 年より前に出荷されたハードウェアでビューポート 2.0 を使用することはできません。「Maya 認定ハードウェア」の推奨事項に基づいてシステムをアップグレードしてください。

関連項目