ビューポート 2.0 を実行するには、正しいグラフィックス設定およびグラフィックス ドライバのバージョンである必要があります。Maya 認定グラフィックス カードおよび最新のドライバ バージョンの詳細については、Autodesk Knowledge Network の「Maya 認定ハードウェア」を参照してください。
http://www.autodesk.co.jp/hardware も参照してください。
大量のテクスチャ、ジオメトリ、またはキャッシュされたアニメーションを含むシーンでは、ビデオカードで使用可能な GPU RAM の容量を確認することが重要です。
GPU RAM の使用量がビデオ カードの GPU RAM の上限に非常に近い場合、テクスチャがぼやけて表示されたり、テクスチャがまったくロードされずに現在のテクスチャの最大解像度のクランプ(Maximum Texture Resolution Clamping)設定に応じてシーンがシェーディング モードで表示されたりすることがあります。この問題の修正方法については、「ビューポート 2.0 のトラブルシューティング」を参照してください。
カードの GPU メモリ使用量(MB)を確認するには、コマンド ogs -gpu を使用します。
ロードされたすべてのテクスチャとその詳細のリストをスクリプト エディタに表示するには、ogs -gpu -dt full コマンドを使用します。
カードの GPU RAM 制限を確認するには、Maya の出力ウィンドウ(Output Window of Maya)を参照します。
ビューポート 2.0 は使用される GPU メモリの量を管理します。多数のオブジェクトまたは高解像度のテクスチャを含む複雑なシーンを操作する場合は、メモリ使用量を減らさなければならないことがあります。次にトラック ポイントの数に関するガイドラインを示します。
複数の Maya セッションを実行しているか、別の 3D プログラムと Maya を同時に実行するときは、追加の GPU メモリが必要になります。Maya を別の 3D アプリケーションとともに実行している場合は、自動的にその別のアプリケーションとメモリを共有する必要があることを検出しません。したがって、誤って GPU メモリ制限を超える可能性があります。
ビューポート 2.0 のメモリ検出をオーバーライドし、手動でメモリの下限を設定して別の 3D アプリケーションに対して GPU メモリを予約するために、MAYA_OGS_GPU_MEMORY_LIMIT 環境変数を設定することができます。MAYA_OGS_GPU_MEMORY_LIMIT に MB 単位でメモリ制限を設定してから、Maya を再起動します。たとえば、ビューポート 2.0(Viewport 2.0)が 2 GB のカードで 1 GB のみを使用するように制限するには、この環境変数を 1024 に設定します。出力ウィンドウが、メモリの制限が意図的に設定されていることを確認します。
また、ogs -gmt コマンドの後に数字を指定することにより、Maya を再起動しなくても同じ効果を出すこともできます。たとえば、ビューポート 2.0(Viewport 2.0)が 2 GB のカードで 1 GB のみを使用するように制限するには、ogs -gmt 1024 コマンドを使用します。その後、ogs -q -gmt コマンドを使用して、Maya の各セッションで各自に割り当てられていると認識されている GPU メモリのサイズを二重にチェックすることができます。
どちらの技術でも、3D アプリケーションを同時に実行しているインスタンスのパフォーマンスが向上することがありますが、それ以外の場合はパフォーマンスを低下させるため、慎重に使用する必要があります。