概要 - IFC に図面ファイルを書き出す

IFC に書き出すことができるのは、現在アクティブな図面だけです。 書き出しプロセスでは、次の 2 つのファイルが生成されます。

書き出す図面の現在の表示設定は、IFC ファイルのグラフィックス情報とジオメトリを定義しています。現在の表示設定に通常表示されるオブジェクトは、そのレイヤがフリーズされているか、オフにされているかに関係なく書き出されます。

プロパティ セット定義を持つオブジェクトに IfcElementQuantity という末尾表記が含まれる場合、IfcElementQuantity としてプロパティ セットを書き出すことができます。また、プロパティ セット定義には、IfcQuantityArea、IfcQuantityCount、IfcQuantityLength などの値を持つプロパティ名を少なくとも 1 つ含める必要があります。この情報は、プロパティ パレットの[拡張データ]タブに表示されます。IFC 数量情報は、[書き出しのオプション]ダイアログ ボックスで[数量追加]オプションが選択されているときに、AutoCAD Architecture 2023 toolset から IFC ファイルに書き出されるだけです。

プロパティ セット定義テンプレート(IFC_Object_Attribute_Pset definition.dwg)を使用して、さまざまなサンプル IFC オブジェクト属性をオブジェクトに割り当てることができます。IFC 書き出しプロセスで直接設定される属性は、定義の一部ではありません。このテンプレートは、C:¥ProgramData¥Autodesk¥ACA <バージョン>¥jpn¥Styles にあります。

注: IFC_Object_Attribute_Pset_definition.dwg·が·IFC·コンテンツのルート パスの下にあることを確認してください。これは、[オプション]ダイアログ ボックス[AEC]タブで設定できます。

スペース境界情報を書き出す場合、スペースとそれらの境界を[自動調整]に設定する必要があります。最良の結果を得るには、モデルの密閉性を達成するために[自動調整自由スペース]を使用します。仮想的な境界(スペース間の境界または空のスペース)が存在する場合、必要な境界に沿って線分を描き、[境界スペース]を[はい]に設定します。このスペースは、仮想スペース境界として IFC に書き出されます。

AutoCAD の地理的位置を使用して、プロジェクトの地理的位置と真北の方向を指定することができます。

AutoCAD MEP 2023 toolset では、IFC タイプ分類は、自動的に MvPart オブジェクト(設備機器、パネル、装置など)にマップされます。この分類は、既定で Autodesk カタログ エディタに追加されます。この分類を修正したり、Autodesk カタログ エディタでさらに多くの分類をコンテンツ ライブラリに追加することができます。