新しい図面または既存の図面の作図単位を指定するには、次の手順を実行します。
作図単位を変更する場合は、図面に含まれる既設オブジェクトを新しい単位に合わせて尺度調整するか、元のサイズのまま使用するかを指定できます。異なる単位を使用している図面から挿入されたオブジェクトを、現在の図面の単位に合わせるか、元のサイズを保持するかを指定できます。
単位のタイプおよびリニア、角度、面積、体積の単位に対する精度を指定することができます。精度の値は、インタフェースに表示される小数点以下の桁数だけを指定します。この値は、ソフトウェアで計算に使用される小数点以下の桁数ではありません。
作図単位を変更すると、[面積]および[体積]領域の既定のオプションが変更され、新しい作図単位を反映します。また、[尺度]タブの[図面尺度]オプションも変更され、新しい作図単位を反映します。
現在の図面に既定の単位オプションを指定する
インペリアルおよびメトリックの各種の単位を使用できます。選択する単位によって、図面内のそれぞれの単位が表す計測単位が決定されます。たとえば、[ミリメートル]を選択した場合、各作図単位は 1 ミリメートルとなります。
このオプションを選択解除すると、オブジェクトは尺度を変更せずに元のサイズで挿入されます。たとえば、長さ 1 インチの項目がミリメートルに設定された図面に挿入されると、この設定を有効にした場合は、この項目は長さが 25.4 mm になります。この設定を無効にすると、長さは 1 のままですが、この場合、1 インチではなく、1 ミリメートルになります。
反時計回りではなく、時計回りに角度を計測する場合、[時計回り]を選択します。
読み込んだ測量図面には、作図補助の指示を含めることができ、それにより、データを適切な方向に配置するには基準角度の変更が望ましいことを指示できます。
値 | 方向 |
---|---|
0 | 東 |
90 | 北 |
180 | 西 |
270 | 南 |
指定した作図単位に対して表示される既定の末尾表記を使用しない場合は、新しい末尾表記を入力します。
指定した作図単位に対して表示される既定の末尾表記を使用しない場合は、新しい末尾表記を入力します。
次の操作を行いたい場合... | 次のように操作します... |
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ゼロから、または作図環境設定の情報を含まないテンプレートから作図を開始する新しい図面に、既定の設定として単位の設定を保存するには | [既定値として保存]を選択します。[尺度]タブと[レイヤ]タブの設定も、既定の設定として保存されます。 |
単位の設定を現在の図面だけに保存するには | [既定値として保存]を選択解除して、[適用]をクリックします。 |
現在の図面に含まれる既設オブジェクトの尺度を新しい単位に合わせて調整するかどうかを指定するプロンプトが表示されます。
次の操作を行いたい場合... | 次のように操作します... |
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図面内のすべての既設オブジェクトの尺度を設定して、新しい単位を反映するには | [モデル空間とペーパー空間のオブジェクトの尺度を変更]を選択します。 |
モデル空間内のオブジェクトの尺度を設定して、新しい単位を反映するには | [モデル空間オブジェクトの尺度だけを変更]を選択します。 |
すべてのオブジェクトを現在の尺度のままにするには | [既設オブジェクトの尺度を変更しない]を選択します。 |