練習 S1: スキャンして作成した図面のイメージを挿入する

この練習では、画面にイメージを挿入および配置するための手助けをする挿入ウィザードの使用方法を学びます。

関連する練習

この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design toolsetのオプションが「練習 A1: AutoCAD Raster Design Toolsetのオプションを設定する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。

練習

挿入するイメージを選択する

  1. ..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial2 フォルダの図面ファイル Scanned_01.dwg を開きます。
  2. [イメージを挿入]ダイアログ ボックスを表示するには、リボンの[ラスター ツール]タブ [挿入と書き出し]パネル [挿入] をクリックします。
  3. [イメージを挿入]ダイアログ ボックスの[ファイルの種類]リストで、[すべてのイメージ ファイル]を選択します。
  4. 必要に応じて、..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial2 フォルダに移動します。
  5. イメージ ファイル FoundationDetail_01.tif を選択します。
  6. [情報]領域に表示されている各パラメータの値を確認します。

    このパラメータ リストは、イメージの重要な特性を表しています。

    図面をスキャンして作成したイメージは、縦と横が入れ替わっています。つまり、縦向きになっています。また、青焼き図面をスキャンして作成したイメージなので、背景が明るく線が見づらくなっています。

    このイメージでは、[デプス][解像度]の値が重要です。

    • デプスが 1 ビット/ピクセルの場合、イメージはモノクロであることを示します。
    • 解像度が 200 dpi の場合、このイメージは低解像度でスキャンされたことを示します。後の練習で補正するこのイメージの問題は、この低品質スキャンが原因の可能性があります。

    挿入ウィザードを使用してイメージを挿入、配置する

  7. [挿入オプション]領域で[挿入ウィザード]オプションを選択します。

    また、[挿入オプション]領域の[フレームのみ表示]チェック ボックスがオフになっていることを確認してください。

  8. [開く]をクリックします。[基礎とする配置設定を選択]ダイアログ ボックスが表示されます。

    このダイアログ ボックスは、[挿入ウィザード]の最初のダイアログ ボックスです。基礎とする配置設定を選択するときに、選択した基礎とする配置設定に応じた挿入点、回転角度、尺度がダイアログ ボックスに表示されます。

  9. 基礎とする配置設定の既定値である[イメージ ファイル]を受け入れ、[次へ]をクリックします。
  10. 回転角度の値を 90 に変更し、[次へ]をクリックします。
  11. AutoCAD の値を確認し、[適用]をクリックします。
  12. [完了]をクリックし、イメージを挿入します。
  13. オブジェクト範囲にズームします。

    イメージは、90 度回転して挿入されました。

  14. 変更を保存せずに図面を閉じます。