ポイントは、Autodesk Civil 3D の基本的な構築ブロックです。土地開発プロジェクトにポイントを使用して、既存の地上の位置や設計要素を識別します。
ポイントには一意の番号および名前が割り当てられます。各ポイントには、北座標、東座標、標高、注釈などの情報を設定するためのプロパティがあります。図面に表示されているポイントには、ポイント スタイル、ポイント ラベル スタイル、レイヤなどのポイントの外観をコントロールする追加のプロパティを設定できます。
各ポイントは、複数のユーザがアクセスできるように Autodesk Civil 3D プロジェクトに取り込むことができる他、1 つの図面の中でプロジェクト外部に使用することができます。プロジェクト ポイントと図面ポイントの相違点の詳細は、「概要 - ポイントを管理する」を参照してください。
Autodesk Civil 3D で作成されるポイントは座標ジオメトリ(COGO)ポイントと呼ばれ、AutoCAD のポイント ノードとは大きく異なります。AutoCAD のポイント ノードには、ノードに関連付けられた座標データ(X、Y、Z 値)のみが含まれます。一方、COGO ポイントには、座標データ以外に、ポイント番号、ポイント名、未処理(フィールド)注釈、完全な(拡張)注釈などの、ポイントに関連する各種のプロパティがあります。1 つの図面内に存在する AutoCAD のポイント ノードとは異なり、COGO ポイントは図面外部のプロジェクトに保存して複数のユーザが参照できます。Autodesk Civil 3D では、ポイントという用語は AutoCAD のポイント ノードではなく、COGO ポイントを示します。
ポイントを表示、ラベル付けする
図面上のポイント記号の外観をコントロールするには、既定のポイント記号を選択するか、またはポイント記号を作成します。
ポイント ラベル スタイルの例
事前に定義されたラベル付けの基準を使用して、図面上にポイントを作成したときに、自動的にポイントにラベル付けできます。
ポイントを編集する
ポイント プロパティを編集する場合は、ポイント エディタを使用します。また、AutoCAD のコマンドを使用して、ポイントのグラフィックを編集することもできます。
ポイントを作成する
さまざまなポイント作成コマンドから、ポイントを作成するコマンドを選択できます。また、ファイルからポイント データを読み込むことによって、ポイントを作成することもできます。
ポイントを作成、または読み込む場合、注釈キーを使用して、未処理の(フィールド)注釈に基づいて、図面上のポイントの外観を自動的にコントロールできます。
ポイントを管理、編成する
各種の基準を使用して、関連性のあるポイントを、ポイント グループにグループ化できます。ポイント グループによって、図面内のポイントの外観をコントロールしたり、サーフェスを作成することができます。また、選択したポイントをファイルに書き出すこともできます。
プロジェクトを使用して、プロジェクトの設計に必要なポイントを管理、保護します。プロジェクト ポイントの中心的なレポジトリとしてプロジェクトを使用すると、他のユーザがポイントを表示、コピーすることが可能になります。ただし、ポイントの変更は必ずしも可能ではありません。
