ポイントの標高が隣接するすべての TIN ポイントよりも低い場合、水はそのポイントに向かって流れ、その先に流れ出す場所はありません。同様に、標高が同じである隣接した一連のポイントは、周りがすべてそれよりも標高が高い場合、ただ 1 つの流水方向ターゲットになります。くぼ地は、そのようなポイントのセットです。
流域にこのタイプの流水方向ターゲットがある場合、くぼ地流域と呼ばれます。
次の図では、ポイント p8 および p9 がくぼ地を形成しています。
あいまいなくぼ地流域が作成されることがあります。流域に流水方向ターゲットがなく、そこを流れる水が複数の流水方向ターゲットに達する可能性がある場合、流域があいまいになります。
あいまいなくぼ地は、くぼ地の流域の深さがその入口よりも低いものの、境界の最低標高のポイントで隣接する流域が複数存在する場合に生じることがあります。
そのような流域から水があふれ出すと、隣接するすべての流域に水が流れるため、1 つの流域に合流できません。代わりに、Autodesk Civil 3D はこれを個別の流域として保持し、流れ込む先の隣接する流域を表示します。
ポイントの標高が隣接するすべての TIN ポイントよりも低い場合、水はそのポイントに向かって流れ、その先に流れ出す場所はありません。同様に、標高が同じである隣接した一連のポイントは、周りがすべてそれよりも標高が高い場合、ただ 1 つの流水方向ターゲットになります。くぼ地は、そのようなポイントのセットです。
浅いくぼ地は、その場所の水があふれ出すときのくぼ地の平均の深さによって決定されます。これは、くぼ地の水の量を水の上部サーフェスの面積で除算することにより決定されます。くぼ地はその平均の深さがユーザ設定のしきい値よりも小さい場合、流れ込む流域(流れ込む流域が 1 つしかない場合)の一部であるとみなされます。