式では、ラベル スタイルに追加できるプロパティ([ポイントの標高]、[北座標]、[東座標]など)を使用します。式を使用することによって、既存のプロパティを使用してさまざまな数学式を設定できます。たとえば、ポイントの標高から値を引いて、ポイント ラベル内の実際の標高に沿ってその数値を表示できます。
設定した式は、[テキスト コンポーネント エディタ]でプロパティ リストからラベル スタイルに追加できます。つまり、式はラベル スタイルを構成する新しいプロパティになります。
式は、特定のラベル スタイル タイプに一意のものです。式ダイアログ ボックスから選択できるのは、そのラベル スタイル タイプに関するプロパティだけです。
式に挿入したプロパティは、中括弧に囲まれて表示されます(スペースを含んでいる場合)。例を示します。
{Segment Length}
中括弧の中には何も挿入してはならず、また中括弧を削除してもなりません。プロパティ名にスペースが含まれていない場合([北座標]など)、中括弧は必要ありません。
式をグループ化するには、丸括弧を使用します。例を示します。
0.567*({Segment Length} + 56)
式は、値を計算するために使用される数学公式です。式に文字を直接追加することはできません。追加する文字は、ラベル スタイルに追加することができます。たとえば、フィートをメートルに変換する場合、次の式を設定します。
{Segment Length} *.3084
この文字列の最後に「meters」を追加する場合、後でラベル スタイルを設定するときに追加する必要があります。