ポイント ラベルの式を作成して、北座標と東座標を極半径と極角の値に変換できます。これらの式では、座標系の原点からポイントまでの半径と角度が計算されます。
極半径式の構文
SQRT (Northing^2 + Easting ^2)
形式は[距離]。
極角式の構文
ATAN2 (Northing, Easting)
形式は[角度]。
Autodesk Civil 3D では、すべての内角計算はラジアンで行われます。公式を角度に適用する場合(真方位と磁気方位の両方で線分にラベル付けする場合など)は、このことを考慮できます。
天文方位から 15d 30' 15" 偏角を引いて磁気方位を算出するには、次の式を設定します。
既知数
PI = 3.141592654
360 度 = 2(pi)ラジアン
1 ラジアン = 57.29577951 度
与える数
15d 30' 15" = 15.50417 度
式の構文
{Segment Direction} - (15.50417*((2*pi)/360))
あるいは、次のような組み込み関数を使用することもできます。
{Segment Direction} - DEG2RAD(15.50417)
その結果の書式を、「方向」に設定します。
サーフェス端点標高ラベルの式を作成して、空港の管制塔などの構造物の高さと地盤の標高の合計を計算することができます。
塔上端式の構文
{Surface Elevation+ 228.5}
この例の 228.5 は、構造物の高さです。
サーフェスからパイプのインバートまでの深さを表す式を作成できます。これらの式は、縦断ビューにラベル付けする際に、パイプ データ帯スタイルおよび圧力管ネットワーク データ帯スタイルで役立ちます。各パイプには、インバートまでの深さの値が 2 つあります。1 つはパイプの始点のもの、もう 1 つはパイプの終点のものです。次のように、パイプまたは圧力管の平面縦断のいずれかに対して 2 つの式を作成します。
既知数
パイプ スタイルに基づいて、式で次のパイプ プロパティを使用できます。
{開始土被り}: パイプの始点の土被り。
{終了土被り}: パイプの終点の土被り。
{内径}: パイプの内側の直径。
{厚さ}: パイプの内径から外径までの厚さ。
インバートまでの始点の深さの構文:
{開始土被り}+{内径}+{厚さ}
インバートまでの終点の深さの構文:
{終了土被り}+{内径}+{厚さ}